ドル円、147円を挟んで上下動 米CPI受け9月利下げは温存も大幅の可能性は後退=NY為替概況

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最新投稿日時:2024/08/15 05:50 - 「ドル円、147円を挟んで上下動 米CPI受け9月利下げは温存も大幅の可能性は後退=NY為替概況」(みんかぶ(FX/為替))

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ドル円、147円を挟んで上下動 米CPI受け9月利下げは温存も大幅の可能性は後退=NY為替概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/08/15 05:50
ドル円、147円を挟んで上下動 米CPI受け9月利下げは温存も大幅利下げの可能性は後退=NY為替概況

 きょうのNY為替市場、ドル円は147円を挟んで上下動した。NY時間に入って7月の米消費者物価指数(CPI)が発表になり、ほぼ予想通りの内容ではあった。ただ、為替市場はドル買いの反応を見せ、ドル円は147円台半ばまで上昇した。

 7月の米CPIは6月に引き続きインフレの鈍化傾向を示し、FRBの9月利下げへの期待は追認する内容ではあった。しかし、市場の一部では0.50%ポイントの大幅利下げの可能性を高める内容になるとの期待も出ていたことから、その点では鈍化ペースも緩く、物足りない内容となったようだ。短期金融市場では大幅利上げの確率を前日は55%程度で織り込んでいたが、米CPIを受けて40%程度まで低下した。

 利下げ自体は確信していることから、買い一巡後は146円台に再び値を落とす場面が見られたが、米株式市場でダウ平均が堅調に推移したこともあり、ドル円は再び147円台半ばに戻す展開。

 ユーロドルは1.10ドル台を回復し、一時1.10ドル台半ばに上昇する場面が見られた。米消費者物価指数(CPI)の発表でユーロドルも戻り売りに押される場面も見られたが、動きが一巡すると再び上値追いの流れに戻している。

 FRBが今後数カ月の間にECBよりも大幅に金利を引き下げるのではないかとの予想が広がっており、ユーロドルの買い戻しをサポートしている。

 きょうの1.10ドル台回復で年初からの下げをほぼ取り戻しており、オプション市場では1カ月物のリスクリバーサルが2022年2月以来のプラス圏に浮上し、強気のサインが示現している。目先は昨年12月末に付けた高値1.1140ドルを目指す展開になるか注目される。

 ポンドドルは1.28ドル台で上下動。この日の米CPIを受けて一旦ドル買いが優勢となったものの、次第にドルは売りが優勢となり、ポンドドルも1.2860ドル付近に一時上昇した。ただ、方向感のない中で、その後は1.28ドル台前半に伸び悩む展開。

 ロンドン時間に7月の英消費者物価指数(CPI)が発表され、前年比2.2%上昇と、6月の2.0%からやや伸びが加速した。ただ、サービス価格は5.2%と2022年5月以来の水準に鈍化している。英中銀の見通しである5.6%よりも低い。

 英中銀や多くのエコノミストは焦点のサービス価格の鈍化が続き、インフレが来年末にかけて英中銀の目標に戻ることを促し、利下げを継続できる可能性が高いと予想している。9月については利下げを期待する向きは半分に満たないが、本日の英CPIを受けて前日よりは可能性を高めている。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)

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