１３日の米株式市場の概況、ＮＹダウ反発 米ＰＰＩ公表後の金利低下が支援

　１３日の米株式市場では、ＮＹダウが前日比４０８．６３ドル高の３万９７６５．６４ドルと反発した。７月の米生産者物価指数（ＰＰＩ）の伸びが市場予想を下回り、９月の米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）での利下げ観測をサポートした。米金利の低下につれる形でハイテク株を中心に買いが入り、全体相場を押し上げた。

　ナイキ＜NKE＞が大きく水準を切り上げ、ボーイング＜BA＞とユナイテッドヘルス・グループ＜UNH＞、スリーエム＜MMM＞が堅調推移。イーライ・リリー＜LLY＞が買われ、デル・テクノロジーズ＜DELL＞が大幅高となった。一方、ジョンソン・エンド・ジョンソン＜JNJ＞とウォルマート＜WMT＞が冴えない展開となり、オクシデンタル・ペトロリアム＜OXY＞とＲＸＯ＜RXO＞が下値を模索。チポトレ・メキシカン・グリル＜CMG＞が急落した。

　ナスダック総合株価指数は４０６．９９９ポイント高の１万７１８７．６０８と大幅に４日続伸した。エヌビディア＜NVDA＞が上値指向を強め、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ＜AMD＞やテスラ＜TSLA＞が上伸。スターバックス＜SBUX＞が急騰した。一方、トランプ・メディア＆テクノロジー・グループ＜DJT＞やイルミナ＜ILMN＞が下落した。

出所：MINKABU PRESS