アグロカネシ、今期経常を一転17％増益に上方修正、配当も7円増額

　アグロ　カネショウ <4955> [東証Ｓ] が8月13日大引け後(15:10)に決算を発表。24年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比45.0％増の11.7億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の10.9億円→12.9億円(前期は11億円)に18.5％上方修正し、一転して17.0％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益は前年同期比58.9％減の1.2億円に大きく落ち込む計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の50円→57円(前期は32円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比4.4倍の7.3億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の4.1％→16.4％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2024年12月期通期連結業績予想につきましては、売上高に関しましてはほぼ前回発表した予想に近い数値になると考えております。販売費及び一般管理費は主に研究開発費用が当初計画を下回る予想のため前回発表よりは減少する予想です。これらの要因により、営業利益、経常利益が増加する予想となります。また、利益増加要因が親会社によるところが大きく、海外子会社の純利益が当初計画より減少したことにより非支配株主利益が減少し、親会社株主に帰属する当期純利益は前回発表を上回る予想となります。

　当社は、長期的視野での研究開発や設備投資等を勘案するとともに、業績に応じた利益配分に努め、３会計年度平均のROE（連結）が６％以上となるまでの間、配当性向100％程度の継続的な配当を行ってまいります。なお、株主の皆様への安定した利益配分の継続を重視し、１株当たり年間配当金の下限を50円といたします。2024年12月期通期連結業績予想数値の修正を行った結果、親会社株主に帰属する当期純利益が前回発表より増加する予想ですので、上記を踏まえ、2024年８月２日に発表した期末配当予想を更に修正する次第であります。（注）上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。