ドル円は買い戻しが続く ここ数日の行き過ぎた動きを修正=NY為替概況

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最新投稿日時:2024/08/08 05:50 - 「ドル円は買い戻しが続く ここ数日の行き過ぎた動きを修正=NY為替概況」(みんかぶ(FX/為替))

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ドル円は買い戻しが続く ここ数日の行き過ぎた動きを修正=NY為替概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/08/08 05:50
ドル円は買い戻しが続く ここ数日の行き過ぎた動きを修正=NY為替概況

 きょうもドル円は買い戻しが続き、一時147円台まで買い戻される場面が見られた。ただ、上昇して始まった米株式市場が伸び悩んだこともあり、ドル円は146円台に伸び悩んでいる。市場がひとまず落ち着きを取り戻す中で、円キャリー取引の巻き戻しも一服。今回の巻き戻しですべてのポジションが解消されたわけではないとの指摘が出ているものの、取り敢えず投資家はここ数日の行き過ぎた動きを修正している模様。

 直近のドル円の下落ペースはさすがに持続不可能かもしれないが、シナリオは依然として下向きとの見方も出ている。ここ数日見られたほどではないが、FRBの利下げサイクルが9月FOMC以降に始まることが予想される。その一方、日銀がタカ派バイアスを加速させるかは不明。それでも少なくともハト派に転じることは無さそうな情勢の中で、日米の金利差は着実に縮小し、円キャリー取引の魅力も早晩低下して行くことが予想されるという。

 ユーロドルはNY時間に入って下げ渋り、1.09ドル台で推移している。金曜日の米雇用統計を受けて、週明け月曜日にかけてユーロドルは急上昇したが、前日からその戻り売りが出ている。しかし、1.09ドル台はいまのところ維持されており、リバウンドの流れは続いている状況。

 月曜日に瞬間的に1.10ドルを付ける場面が見られたものの、その水準は維持できていない。しかし、ユーロドルに強気な見方も出ている。市場がFRBの利下げ予想をこれ以上後退させそうにない一方、ECBのプライシングについては同じことは言えないという。短期金融市場では現在、ECBの年末までの利下げ期待をあと2回か3回で織り込んでいるが、これはあくまでFRBへの市場の期待が波及したもの。

 ユーロ圏の最新のインフレ指標はECBが9月利下げを見送るリスクを示唆しており、年末までにあと3回よりも2回の方にリスクは傾いている。このことはユーロドルが間もなく1.10ドルを超えて上昇する可能性があることを示唆しているという。

 きょうのポンドドルは方向感のない展開が見られた。一旦1.27ドル台に上昇したものの、NY時間の後半になって再び1.26ドル台に値を落とす展開。100日線が1.2685ドル付近に来ており、その水準での値動きとなっている。

 英中銀は先週、利下げ決定したが、英中銀の利下げはFRBよりも遅れる可能性があるとの見方が出ている。今回の利下げサイクルで特徴的なのは、英中銀が景気がまだ回復基調にある間に金利を引き下げたことだという。それでも投資家たちは、英中銀が緩やかなペースで利下げを行うとの見方を変えていない。9月利下げ確率は約37%程度しか織り込まれておらず、年末までにあと2回あるかないかの織り込みとなっている。

 それに比べ、米経済は労働市場の減速が予想を遥かに上回るスピードで進行しているほか、企業収益が伸び悩むとの懸念も強まっていることから、FRBは今後積極的に動き、年内に計1.00%ポイントの利下げを実施すると期待されている。それは9,11,12月のどこかで0.50%ポイントの大幅利下げを実施するとの見方。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)

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