ドル円、一時141円台まで急落 先行き警戒感からFRBの利下げ観測が強まる=NY為替概況

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最新投稿日時:2024/08/06 05:50 - 「ドル円、一時141円台まで急落 先行き警戒感からFRBの利下げ観測が強まる=NY為替概況」(みんかぶ(FX/為替))

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ドル円、一時141円台まで急落 先行き警戒感からFRBの利下げ観測が強まる=NY為替概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/08/06 05:50
ドル円、一時141円台まで急落 先行き警戒感からFRBの利下げ観測が強まる=NY為替概況

 きょうもドル円は売りが強まり、一時141円台まで急落した。先週のISM製造業景気指数に始まって、米雇用統計も米労働市場の急速な冷え込みを示したことから、市場では先行き警戒感が強まっている。ハードランディングのシナリオはまだ少数派なものの、市場にはリスク回避的な雰囲気が広がっており、売りが売りを呼ぶ展開となっているようだ。

 同時にFRBによる9月FOMCでの大幅利下げ観測が強まっているほか、状況次第ではFOMC前に緊急利下げを実施するのではとの声も出ている。本日はFRBの大幅利下げへの期待によるドル安と、リスク回避の円高の二重の逆風がドル円を圧迫していた。

 しかし、FRBへの市場の観測は行き過ぎとの指摘も出ており、観測が一巡すれば、ドルは逃避買いから恩恵を受ける可能性があるの見方も出ている。金曜日の米雇用統計を含む最近の弱い米経済指標により、市場は年内の利下げ予想を従来の計0.75%から1.25%ポイントに引き上げる動きも見られている。しかし、景気後退のリスクが無いと仮定すれば、この動きは積極的過ぎるという。

 ユーロドルは買いが膨らみ、一時1.10ドル台に上昇する場面も見られた。5カ月ぶりの高値水準。きょうも市場はリスク回避の雰囲気が強まる中、為替市場はFRBによる利下げ期待を強めている。ユーロとドルの2年物スワップ金利差が一時劇的に縮小していたことが、ユーロドルの買いを誘った。この金利差はユーロドルが1.10ドルを大きく上回る水準で取引されることを示唆しているとの解説も出ていた。

 なお、ECBも追加利下げへの期待が高まっており、短期金融市場では9月に0.25%の利下げを織り込む動きが出ている。

 ポンドドルは1.27ドル台で上下動。全体的にはFRBの利下げ期待からのドル売りが優勢になったものの、ポンドも上値が重いようだ。英中銀は先週、委員の投票行動が僅差ではあったものの利下げを決定した。市場では9月の追加利下げへの期待が出ているものの、英中銀は11月まで利下げを待てるとの声も出ている。堅調な英PMIがその背景にあるという。

 企業は再び採用活動を再開し、新規受注や事業への期待も伸びている。インフレ圧力が引き続き低下していることもPMIは示しており、英中銀は安心感を抱くことができるが、投入価格と生産価格の両方が上方修正され、サービスインフレの低下は鈍いことが示されているという。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)

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