ドルに買戻し、ポンドが軟調 きょうは材料難で調整主導の展開=ロンドン為替概況

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最新投稿日時:2024/07/29 20:28 - 「ドルに買戻し、ポンドが軟調 きょうは材料難で調整主導の展開=ロンドン為替概況」(みんかぶ(FX/為替))

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ドルに買戻し、ポンドが軟調 きょうは材料難で調整主導の展開=ロンドン為替概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/07/29 20:28
ドルに買戻し、ポンドが軟調 きょうは材料難で調整主導の展開=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、ドルに買戻しが入っている。ドル買いはポンドドルの下げが主導している。英債利回りが低下、英FT指数が堅調に推移しており、今週木曜日の英金融政策委員会での利下げが期待されているようだ。市場では約6割程度の織り込み度となっている。ポンドドルが1.28台後半から前半へと下押しされる動きに連れて、ユーロドルも1.08台後半から前半へと軟化。ドル円は153円台前半から後半へと下げ渋っている。クロス円はポンド円が198円付近から一時197円台割れと軟調。ユーロ円は166円台前半から後半で売買が交錯している。ユーロ対ポンドではユーロ買いが先行したが、足元では売り戻されている。6月英消費者信用残高は12億ポンドと前回の15億ポンドから減少。6月英住宅ローン承認件数は6万件程度と前回並みの数字だった。7月英CBI小売調査は売上高指数が大幅低下。ただ、いずれにもポンド相場は目立った反応を示さなかった。その他には主要国の経済統計発表の予定はなく、週明けは調整主導の展開となっている。

 ドル円は153円台後半での取引。東京朝方に154.35近辺まで買われたあと、昼前には153.02近辺まで下落。その後はレンジ内での推移が続いている。ロンドン時間に入ってからはポンドドルやユーロドルの下げとともにドル買いの動きが入り、153円台後半に下げ渋っている。足元では先週末終値付近での揉み合いに落ち着いている。欧州株や米株先物が堅調に推移しており、リスク警戒の動きは後退。一方、米債利回りは低下しており、ドル円の上値を抑えている。

 ユーロドルは1.08台前半での取引。東京午前に1.0870近辺の高値を付けた後、ロンドン時間にかけては売りに押されている。ロンドン序盤には1.0827近辺まで下押しされた。その後は、やや下げ一服。ポンドドルの下げに連れ安となった格好。ユーロ円はドル円ともに振幅。東京朝方に167.52近辺まで買われたあとは、166円台前半へと反落。ロンドン朝方には166.28近辺まで安値を広げた。その後は166円台で売買が交錯と、先週末終値付近で上値を抑えられている。対ポンドでは上に往って来い。

 ポンドドルは1.28台前半での取引。東京午前に1.2888近辺まで買われたあとは、売りに転じている。ロンドン序盤には英債利回り低下とともに1.2807近辺まで安値を広げた。その後は1.2840台へと反発している。ポンド円は東京朝方の198.62近辺を高値にその後は軟調な流れ。ロンドン時間には196.79近辺まで下押しされた。その後は167円台後半までの反発。ユーロポンドは買いが先行して0.8460近辺まで上昇も、その後は0.8430台へと反落。上に往って来いとなっている。市場では今週の英金融政策委員会での利下げ期待が広がっているもよう。

minkabu PRESS編集部 松木秀明 

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)

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