２６日の米株式市場の概況、ＮＹダウ６５４ドル高 物価指標受け買い戻し

　２６日の米株式市場では、ＮＹダウが前日比６５４．２７ドル高の４万０５８９．３４ドルと大幅続伸した。米国の６月個人消費支出（ＰＣＥ）物価指数は前月比で総合が０．１％の上昇、食品・エネルギーを除くコアが同０．２％の上昇となった。市場予想と同水準となり、米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）の９月利下げシナリオをサポートする結果となったと受け止められるなかで、直近で下落基調にあった銘柄を買い戻す動きが広がった。

　スリーエム＜MMM＞とブリストル・マイヤーズ・スクイブ＜BMY＞が急騰。デッカーズ・アウトドア＜DECK＞とセンティーン＜CNC＞、ノーフォーク・サザン＜NSC＞が上値指向を強め、コーセラ＜COUR＞とアバンター＜AVTR＞が大きく水準を切り上げた。半面、メルク＜MRK＞とウォルマート＜WMT＞が冴えない展開。イーライ・リリー＜LLY＞が売られ、オーリン＜OLN＞が大幅安となった。

　ナスダック総合株価指数は１７６．１５７ポイント高の１万７３５７．８８２と４日ぶりに反発した。メタ・プラットフォームズ＜META＞やマイクロソフト＜MSFT＞、アマゾン・ドット・コム＜AMZN＞が堅調に推移し、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ＜AMD＞とエヌビディア＜NVDA＞がしっかり。ベーカー・ヒューズ＜BKR＞が高い。半面、アルファベット＜GOOG＞とテスラ＜TSLA＞が軟調。デクスコム＜DXCM＞が急落した。

出所：MINKABU PRESS