アドバンクリエ Research Memo(7):売上債権の流動化遅れにより有利子負債が一時的に増加

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最新投稿日時:2024/07/23 15:57 - 「アドバンクリエ Research Memo(7):売上債権の流動化遅れにより有利子負債が一時的に増加」(フィスコ)

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アドバンクリエ Research Memo(7):売上債権の流動化遅れにより有利子負債が一時的に増加

配信元:フィスコ
投稿:2024/07/23 15:57
*15:57JST アドバンクリエ Research Memo(7):売上債権の流動化遅れにより有利子負債が一時的に増加 ■アドバンスクリエイト<8798>の業績動向

3. 財務状況と経営指標
2024年9月期第2四半期末の資産合計は前期末比1,401百万円増加の11,913百万円となった。主な増減要因は、流動資産では未収入金が429百万円減少し、売掛金が2,329百万円増加した。売掛金の増加はストラクチャードファイナンスの見直しを実施し、2024年2月から新しいスキームで売上債権の流動化を進めることになったが、流動化時期が第3四半期にずれ込んだことが要因で一時的な増加となっている。一方、固定資産は無形固定資産が138百万円増加し、投資その他の資産が285百万円減少した。

負債合計は前期末比1,648百万円増加の7,516百万円となった。売上債権の流動化時期がずれ込んだ影響で短期借入金を一時的に積み増すなど有利子負債が1,960百万円増加した。純資産合計は同246百万円減少の4,397百万円となった。親会社株主に帰属する四半期純利益144百万円を計上した一方で、配当金393百万円を支出したことによる。

経営指標を見ると、安全性を示す自己資本比率が前期末の44.2%から36.9%に低下し、有利子負債比率が50.0%から97.3%に上昇するなど、財務内容がやや悪化したが売上債権流動化のずれ込みの影響が大きく、下期には有利子負債も減少しこれら指標も改善しているものと思われる。

なお、同社は2024年6月に第三者割当による行使価額修正条項付新株予約権を発行した。当初行使価額は1,030円で下限行使価額を721円としている。潜在株式数は200万株(希薄化率8.87%)となり、当初行使価額で行使できれば2,068百万円を調達できることになる。調達資金の主な使途としては、アバターの利用費用及び更なる共同開発に係る投資資金(各支店のハイエンドPC購入費やアバター特化型面談ブースの増設費用等を含む)で909百万円、保険代理店事業用AIの開発・改修にかかる投資資金で682百万円、デジタルマーケティングプロモーションに使用するシステム開発・改修に係る投資資金で330百万円、ASP事業におけるシステム開発・改修に係る投資資金で147百万円となっており、支出予定時期としては2027年3月までとしている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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