概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は小反落、通貨ルピー安の進行がインド株の圧迫材料

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最新投稿日時:2024/07/22 09:42 - 「概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は小反落、通貨ルピー安の進行がインド株の圧迫材料」(フィスコ)

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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は小反落、通貨ルピー安の進行がインド株の圧迫材料

配信元:フィスコ
投稿:2024/07/22 09:42
*09:42JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は小反落、通貨ルピー安の進行がインド株の圧迫材料 【ブラジル】ボベスパ指数 127616.46 -0.03%
19日のブラジル株式市場は続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比35.60ポイント安(-0.03%)の127616.46で引けた。日中の取引レンジは127412.84-128360.05となった。

買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。世界的なシステム障害の発生で世界の経済活動の混乱懸念が高まった。これに伴うリスク回避の売りが広がった。また、欧米市場の下落もブラジル株の売り圧力を強めた。ほかに、通貨レアル安の進行がブラジル株の売り圧力を高めた。

【ロシア】MOEX指数 3008.24 +0.93%
19日のロシア株式市場は4日続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比27.62ポイント高(+0.93%)の3008.24ポイントで引けた。日中の取引レンジは2974.62-3024.88となった。

前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅を拡大させた。MOEX指数はこの日、3000ptの大台を回復して引けた。最近の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しは継続。また、中国政府が金融緩和に踏み切るとの期待も好感された。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落が資源セクターの圧迫材料となった。また、欧米市場の下落もロシア株の売り圧力を強めた。

【インド】SENSEX指数 80604.65 -0.91%
19日のインドSENSEX指数は小反落。前日比738.81ポイント安(-0.91%)の80604.65、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同269.95ポイント安(-1.09%)の24530.90で取引を終えた。

小幅高で寄り付いた後は下げ幅をじりじりと拡大させた。通貨ルピー安の進行がインド株の圧迫材料。ルピーの対米ドル為替レートは過去最安値を再び更新している。また、早期の米利下げ期待の後退なども外資の流出懸念を強めた。ほかに、両指数とも過去最高値の水準で推移しており、過熱感から利益確定売り圧力が強まった。

【中国本土】上海総合指数 2982.31 +0.17%
19日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比5.18ポイント高(+0.17%)の2982.31ポイントと続伸した。

見直し買いが優勢となる流れ。中国景気の鈍化懸念がくすぶる中、指数は安く推移していたものの、業績改善が見込まれるセクターなどの物色で、指数は引けにかけてプラスに転じた。また、週明け22日に発表される銀行貸出の指標となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」について、市場コンセンサスでは据え置き予想だが、一部の専門家が引き下げの可能性があると述べたことも材料視されている。18日に閉幕した中期的な重要政策の方針を話し合う第20期中央委員会第3回全体会議(3中全会)に関しては、各種の改革目標が示されたものの、改革の具体的な内容は明らかにされず、景気浮揚には時間がかかるとの見方も一部で流れた。

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配信元: フィスコ

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