１７日の米株式市場の概況、ＮＹダウ最高値更新もナスダック急落 半導体株総崩れ

　１７日の米株式市場では、ＮＹダウが前日比２４３．６０ドル高の４万１１９８．０８ドルと６日続伸し、過去最高値を更新した。ナスダック総合株価は急落したものの、大型テック銘柄から、出遅れ銘柄への資金シフトは続いた。バイデン政権が対中半導体規制の強化を検討していると伝わり、半導体株が総崩れとなった。

　ジョンソン・エンド・ジョンソン＜JNJ＞やユナイテッドヘルス・グループ＜UNH＞が買われ、シェブロン＜CVX＞が堅調に推移。Ｖ．Ｆ．＜VFC＞が大幅高となった。一方、ウォルト・ディズニー＜DIS＞とボーイング＜BA＞、キャタピラー＜CAT＞は下落。イーライ・リリー＜LLY＞が売られ、スピリット航空＜SAVE＞やチャールズシュワブ＜SCHW＞が大きく水準を切り下げた。

　ナスダック総合株価指数は５１２．４１５ポイント安の１万７９９６．９２５と４日ぶり大幅反落。エヌビディア＜NVDA＞やマイクロン・テクノロジー＜MU＞、クアルコム＜QCOM＞、ブロードコム＜AVGO＞、アーム・ホールディングス＜ARM＞が急落。アドバンスト・マイクロ・デバイシズ＜AMD＞やスーパー・マイクロ・コンピューター＜SMCI＞、メタ・プラットフォームズ＜META＞も売りを浴び、アップル＜AAPL＞やアマゾン・ドット・コム＜AMZN＞、テスラ＜TSLA＞が軟調に推移した。半面、エア・テスト・システムズ＜AEHR＞は大幅に上昇した。

出所：MINKABU PRESS