ウォラーFRB理事、利下げの可能性を意識した発言=NY為替

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最新投稿日時:2024/07/17 23:49 - 「ウォラーFRB理事、利下げの可能性を意識した発言=NY為替」(みんかぶ(FX/為替))

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ウォラーFRB理事、利下げの可能性を意識した発言=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/07/17 23:49
 きょうの為替市場はドル売りが強まり、ドル円も156円台まで下げを加速させている。一時156.10円近辺まで下落する場面も見られた。ドル売りもさることながら、本日は円の買戻しも強まっており、ユーロ円やポンド円といったクロス円も下落。

 市場全体的に大きな巻き返しの動きが見られており、これまで積み上がった円ショートの巻き返しが強まっている模様。前日の米小売売上高は堅調な米個人消費を示したものの、為替市場のドル買いの反応は一時的だった。市場はFRBの利下げに楽観的になっており、短期金融市場では9月利下げの可能性を完全に織り込む動きが出ている。

 また、円相場に関しては財務省による連日の介入がロング勢の上値追いの心理を圧迫しているようだ。そのような中で一旦これまでのポジションを解消しようという動きが活発化しているのかもしれない。

 先ほど、ウォラーFRB理事の発言が伝わり「利下げが可能になる地点に近づきつつある」との認識を示した。同理事はタカ派として知られていたが、最近はそのタカ派色がやや薄まっている。本日の発言も、データを確認したい姿勢は温存しているものの、市場の利下げ期待を追認する内容ではある。

*ウォラーFRB理事
・利下げが可能になる地点に近づきつつある。
・最近のデータから、2%達成をより確信。
・もう少し証拠が必要。進展は続く。
・現在のデータはソフトランディング達成と一致。
・労働市場はスイート・スポットにある。
・今後数カ月のデータを注視していく。
・データにばらつきがあれば、近い将来の利下げはより不確実なものになる。
・1つのシナリオとして、そう遠くない将来に利下げがあるかもしれない。
・6月のCPIは2カ月目の非常に良いニュースとなった。
・失業率の上振れリスクの方が長期的に見てより大きい。
・9月と11月、12月の利下げに対するマクロ的影響はない。
・利下げ開始後、どこまで利下げを行うかは、まだ未解決。
・次の利下げは将来のある時点で行われる可能性が高い。

USD/JPY 156.47 EUR/USD 1.0935 GBP/USD 1.3022

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)

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