チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップしています。
マツダ <7261> 【1→1】
「25/3期スタートの1Qは順調に発進したとTIWはみる」
「型式指定申請」において、認証法規に準拠しない状態で試験が一部実施されていたことには問題があるが、対象5車種に関し安全性能に問題がないことが確認され、現行生産2車種の出荷が型式指定の取り消しなどの行政処分にはならず生産停止から僅か1カ月で再開となったことは明るいニュースと言えよう。一方で、期初2カ月間の生産・販売状況をみると生産が前年を上回っており出荷も前年を上回って推移しているとみられ、高収益市場の米国、欧州の販売が堅調である。まだ6月を残し不正問題の業績への影響はわからぬものの、生産・販売面の状況や為替円安等から1Qは営業過去最高益を目指す通期計画に対して概ね順調なスタートになったとみる。株価指標面にも割安感強く、投資評価は「1」を維持。
予想ROE:10.1% PBR:0.6倍、来期予想PER:4.3倍、来期予想EPS成長率:24%株価(7/12終値):1,525.5円 Fモデルによる理論株価:5278円(7月8日by高田悟)
ダイセキ <9793> 【2+→2+】
「1Qは単体好調により計画を上回る、25/2期は順調に発進」
TIWでは投資評価は「2+」を維持する。理由は、(1)25/2期1Q
(3-5月)は営業微減益となったが、想定されたダイセキ環境ソリューション(1712)の減益をダイセキ単体の好調等で補い前年並みの営業利益を確保したこと、国内鉱工業生産が伸び悩む中でもシェアアップやリサイクル燃料の大幅な出荷増等によりダイセキ単体で営業過去最高益と営業利益率30%台を確保したことなどが評価できる決算となった、(2)1Qの良好な計画進捗から25/2期は通期営業利益計画の超過達成が見込めること、(3)25/2期業績は一過性の要因から伸び悩むが、環境への貢献を軸に中期的には堅調な業績展開が期待できるとのTIWの見方に変化がないこと、などによる。
予想ROE:9.9% PBR:2.4倍、来期予想PER:19.6倍、来期予想EPS成長率:5%株価(7/12終値):3,685円 Fモデルによる理論株価:2626円(7月12日by高田悟)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)
〔 http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw 〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。
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