株価指数先物【引け後】 過熱を冷ましつつ押し目狙いのロング対応

\ あなたにピッタリの銘柄がみつかる /

みんかぶプレミアムを無料体験!

プランをみる

最新投稿日時:2024/06/26 18:27 - 「株価指数先物【引け後】 過熱を冷ましつつ押し目狙いのロング対応」(株探)

お知らせ

読み込みに失敗しました。

しばらくしてからもう一度お試しください。

重要なお知らせ すべて見る

株価指数先物【引け後】 過熱を冷ましつつ押し目狙いのロング対応

配信元:株探
投稿:2024/06/26 18:27

大阪9月限
日経225先物 39620 +470 (+1.20%)
TOPIX先物 2796.5 +11.0 (+0.39%)

 日経225先物(9月限)は前日比470円高の3万9620円で取引を終了。寄り付きは3万9320円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万9290円)を上回り、買いが先行して始まった。開始直後に3万9390円まで買われ、6月11日の戻り高値である3万9350円を突破した。買い一巡後は3万9200円まで上げ幅を縮める場面も見られたが、前場中盤にかけてロングの動きを強め、ボリンジャーバンドの+2σ(3万9450円)を上放れると、前場終盤にかけて3万9730円まで上げ幅を広げた。

 ランチタイムで3万9790円まで買われたが、一気に+3σ(3万9820円)水準まで切り上がったことでテクニカル的な過熱感も意識されやすく、後場中盤にかけて3万9620円まで調整する形となった。もっとも、利益確定が強まる流れにはならず、終盤には3万9620円~3万9710円辺りの高値圏での保ち合いが続いた。

 日経225先物は、開始直後に6月11日の戻り高値をクリアし、いったん利益確定が入ったものの、前場終盤にかけてのショートカバーを交えた上昇により、+3σに迫ってきた。週足では+1σ(3万9200円)をクリアし、朝方の利食い局面では+1σが支持線として機能していた。

 その後の上昇で週足の+2σ(3万9840円)に接近する展開となり、シグナルは好転する形となったものの、過熱感が意識されるなかで後場は高値圏での膠着だった。ただし、オーバーシュート気味の流れにならなかったことで、ポジションはそれほどロングには傾いておらず、押し目待ち狙いのロングが待機していると考えられる。反対に過熱警戒から短期的なショートが入った可能性がありそうだ。

 グローベックスの主要な株価指数先物はプラス圏で推移みしており、そのなかでナスダック100の強さが目立つ。本日はマイクロン・テクノロジーの決算発表が予定されているため、予想を上回る内容となれば、ハイテク株の支援材料になるだろう。また、28日には5月の米個人消費支出(PCEデフレーター)、6月のシカゴ購買部協会景気指数、ミシガン大学消費者態度指数 確報値の発表が予定されているため、積極的な物色は手控えられるとみられるが、それゆえ景気敏感株物色から成長期待の大きいAIなどハイテク株にシフトしやすいだろう。

 そのため、日経225先物は過熱を冷ましつつ、節目の4万円および3月高値が射程に入ってきそうだ。直近の戻り高値水準が支持線として意識されやすく、オプション権利行使価格の3万9375円~3万9875円のレンジを想定。週足の+2σを突破し、4万円回復から+3σの4万0500円辺りを捉えてくる局面では、いったんピーク形成になりそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.16倍に上昇した。14.10倍で始まり、その後14.08倍に低下する場面も見られたが、25日移動平均線(14.06倍)が支持線として機能する形で切り返しており、200日線(14.13倍)を上回った。足もとで14.05~14.20倍のレンジでの推移が続いていることもあり、レンジを放れてくるまでは押し目でのNTロングに向かわせよう。

 手口面(9月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が3万3075枚、ソシエテジェネラル証券が2万1862枚、サスケハナ・ホンコンが7933枚、JPモルガン証券が5864枚、日産証券が3942枚、バークレイズ証券が3020枚、ビーオブエー証券が2078枚、野村証券が1975枚、SBI証券が1821枚、ドイツ証券が1314枚だった。

 TOPIX先物は、ABNクリアリン証券が3万0077枚、ソシエテジェネラル証券が2万0323枚、JPモルガン証券が6491枚、ゴールドマン証券が6071枚、サスケハナ・ホンコンが5361枚、モルガンMUFG証券が5112枚、バークレイズ証券が4481枚、ビーオブエー証券が4271枚、野村証券が4189枚、BNPパリバ証券が1830枚だった。

株探ニュース
配信元: 株探

みんかぶおすすめ