兵機海運 Research Memo(4):バランスの良い事業ポートフォリオと機動的な営業活動で、稼ぐ力を高める

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最新投稿日時:2024/06/24 15:24 - 「兵機海運 Research Memo(4):バランスの良い事業ポートフォリオと機動的な営業活動で、稼ぐ力を高める」(フィスコ)

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兵機海運 Research Memo(4):バランスの良い事業ポートフォリオと機動的な営業活動で、稼ぐ力を高める

配信元:フィスコ
投稿:2024/06/24 15:24
*15:24JST 兵機海運 Research Memo(4):バランスの良い事業ポートフォリオと機動的な営業活動で、稼ぐ力を高める ■事業概要

2. 兵機海運<9362>の強み
強みの1つ目は、同社が独立系海運会社ということである。海運業界には荷主である企業系列の海運会社が多いが、これらの会社は荷主との関係が硬直的になりがちである。同社はどこの系列にも属さない独立系であり、機動的に全方位に営業活動が行えることが強みである。

強みの2つ目は、バランスの良い事業ポートフォリオを構築できていることである。同社は、内航事業、外航事業、港運事業、倉庫事業を展開している。この4つの事業を並行して手掛けていることで、会社全体として収益の波が抑えられている。内航事業と外航事業の事業フィールドは「海」であり、港運事業と倉庫事業は「陸」である。「陸」は人的資本と設備が必要となるが、事業には安定感がある。「海」では内航事業が大口顧客との強固な取引関係から、大きな収益を安定してあげている。一方で、外航事業は国際情勢等も含め様々な要素がからむため、業績の変動要因が多いものの、独立系海運会社という特徴を活かし、事業上の意思決定を迅速に行うことが可能だ。

同社は、長年の歴史のなかで培われてきた「独立独歩」の精神を大切にしている。内航・外航・港運・倉庫の各事業は、それぞれが責任と使命感を持って事業運営がなされている。この4つの軸があるからこそ、リスクの分散はもちろん、「これからどの領域を拡大していくか」を検討できる選択肢も兼ね備えている。収益機会と見れば一気に当該領域へ経営資源を投入し、一方で、危険を察知した場合はいったん立ち止まることが可能である。このように、機動的な事業運営で稼ぐ力を高めていけることが、同社の最大の強みである。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)

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配信元: フィスコ

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