外為サマリー:財務官の円安牽制発言などから160円の大台を前に足踏み状態
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21日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=159円80銭前後と前日に比べて90銭弱のドル高・円安で取引を終えた。同日に発表された米6月購買担当者景気指数(PMI)速報値が強い内容だったことを手掛かりに一時159円84銭まで上伸した。
この日の東京市場も米景気の底堅さを意識したドル買い・円売りが優勢で、午前9時00分ごろには159円92銭をつける場面があった。ただ、神田真人財務官が朝方に「為替介入は24時間いつでも準備できるようにしている」と円安進行を牽制したことなどから160円の大台を前に足踏み状態。日銀が朝方公表した6月13~14日開催分の金融政策決定会合における主な意見で、国債買い入れの減額方針を巡って「市場との対話も含め、ある程度の時間をかけて慎重に検討すべき」との指摘があり、それほどタカ派的ではなかったと受け止められたことも重荷となっているようだ。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0692ドル前後と前週末の午後5時時点に比べて0.0015ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=170円85銭前後と同1円30銭程度のユーロ高・円安で推移している。
出所:MINKABU PRESS
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