概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反落、投資家の慎重スタンスが強まる流れ

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最新投稿日時:2024/06/20 09:58 - 「概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反落、投資家の慎重スタンスが強まる流れ」(フィスコ)

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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反落、投資家の慎重スタンスが強まる流れ

配信元:フィスコ
投稿:2024/06/20 09:58
*09:58JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反落、投資家の慎重スタンスが強まる流れ 【ブラジル】ボベスパ指数 120261.34 +0.53%
19日のブラジル株式市場は小幅続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比630.91ポイント高(+0.53%)の120261.34で引けた。日中の取引レンジは118960.37-120383.33となった。

売りが先行した後は買い戻され、その後は上げ幅をじりじりと拡大させた。内需関連の買いが指数をサポートした。一方、指数の上値は重い。米株式市場が休場となったため、ブラジル市場も積極的な買いは手控えられた。また、政策金利であるセリック金利が取引終了後に発表されるため、慎重ムードも強まった。なお、ブラジル中央銀行は20日日本時間未明、セリック金利を市場予想通り10.50%に据え置くと決定した。

【ロシア】MOEX指数 3027.47 -2.78%
19日のロシア株式市場は大幅に3日続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比86.68ポイント安(-2.78%)の3027.47ポイントで引けた。日中の取引レンジは3015.84-3107.39となった。

売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。MOEX指数はこの日、約半年ぶりの安値まで落ち込んだ。欧米などとの対立激化が引き続き嫌気されたほか、7月の利上げ観測が株式市場の圧迫材料。また、通貨ルーブル高も輸出大手の売り手掛かりとなった。一方、ブレント原油相場が堅調な値動きを示したが、相場を支えるには力不足だった。

【インド】SENSEX指数 77337.59 +0.05%
19日のインドSENSEX指数はまちまち。前日比36.45ポイント高(+0.05%)の77337.59、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同41.90ポイント安(-0.18%)の23516.00で取引を終えた。

買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。成長予想の上方修正が支援材料。フィッチは最新リポートで、2024年度のインドの成長予想をこれまでの7.0%から7.2%に引き上げた。投資の拡大ペースが鈍化するものの、増加し続けると指摘。また、消費はこれから回復するとの見方を示した。

【中国本土】上海総合指数 3018.05 -0.40%
19日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比12.20ポイント安(-0.40%)の3018.05ポイントと反落した。

投資家の慎重スタンスが強まる流れ。人民元安の進行が警戒されたほか、中国と西側諸国の対立も不安材料として意識された。中国人民銀行(中央銀行)は19日朝方、人民元レートの対米ドル基準値を再び元安方向に設定した。外国為替市場では、対米ドルの人民元が元安で推移している。対外関係を巡っては、外電が19日、「米政府高官は近く、中国の半導体分野に新たな規制を設けるよう同盟国に協力要請するもよう」などと報じた。欧州連合(EU)や米国と中国はこのところ、複数の分野で制裁関税などの応酬を繰り返している。また、足元で中国株マーケットが低迷する中、個人投資家は債券などに資金シフトしているとの見方も一部から指摘された。中国の10年物国債先物は18日、前日比0.1%高の104.87人民元で引け、記録が残る2015年以降で終値ベースの最高値を更新している。

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配信元: フィスコ

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