続伸、ヒズボラとイスラエルの全面戦争を警戒＝ＮＹ原油概況

NY原油先物8月限（WTI）（終値）
1バレル＝80.71（+0.99　+1.25%）

　ニューヨーク原油の期近は続伸。イスラエルによるパレスチナ侵略が終わらないなか、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとイスラエルの交戦が強まっており、全面戦争への突入が警戒された。イスラエルのカッツ外相はヒズボラとの全面戦争が迫っていると警告している。レバノンとイスラエルの国境を越えた銃撃戦が増加しているという。ヒズボラはイランの支援を受けている。ウクライナ軍がロシア南部のアゾフ港の燃料備蓄タンクをドローンで攻撃し、火災を引き起こしたことも支援要因。ウクライナ軍はロシアのエネルギー施設を繰り返し標的としている。

　時間外取引で８月限は７９．１７ドルまで弱含んだ後、下げ幅を解消した。通常取引開始後は買いが強まると８０．８５ドルまで上げた。

MINKABU PRESS