アートネイチャ Research Memo(11):新規売上が増収に転換すれば、最終年度の目標も射程圏内に

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最新投稿日時:2024/06/17 13:51 - 「アートネイチャ Research Memo(11):新規売上が増収に転換すれば、最終年度の目標も射程圏内に」(フィスコ)

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アートネイチャ Research Memo(11):新規売上が増収に転換すれば、最終年度の目標も射程圏内に

配信元:フィスコ
投稿:2024/06/17 13:51
*13:51JST アートネイチャ Research Memo(11):新規売上が増収に転換すれば、最終年度の目標も射程圏内に ■アートネイチャー<7823>の中期経営計画

4. 「アートネイチャーAdvanceプラン」の進捗
「アートネイチャーAdvanceプラン」は2年目がスタートしたばかりだが、一定の進捗もあった。価値創造に関しては、オーダーメイドウィッグの新規販売が苦戦したことで新領域の事業の獲得は進んでいないが、既製品ウィッグの販売は好調だった。サステナビリティ推進に関しては、持続可能な社会の実現に向けて、気候変動ではTCFD提言への賛同を表明、人権尊重では人権基本方針を制定、人的資本では従業員の処遇改善を実施した。また、持続可能な生産体制に向けた取り組みとして、前述のとおりバングラデシュに新工場を設立することを発表、現地労働力の確保も開始し、中期経営計画最終年度には稼働する予定である。バングラデシュ工場の目的は、コロナ禍でロックダウンの長引いたフィリピン一国集中の生産リスク分散や、自然災害、政治リスク、経済発展に伴う労働者雇用確保などへの備え、今後の事業拡大及び生産台数増加に伴う生産ラインの確保、オーダーメイドウィッグと既製品ウィッグの生産能力の増強にある。市場との対話に関しては、中長期的な企業価値の向上に取り組むためプライム市場からスタンダード市場に変更するとともに、株主還元を強化するため新たな配当方針を設定した。業績面では、アフターコロナに入ってすぐ旅行や外食などのサービスに一時的に消費が集中したため、同社は2024年3月期の新規売上が未達となって業績が苦戦した。このため中期経営計画の成長プロセスも下振れする見込みとなったが、成長戦略自体は順調であり、新規売上が計画どおり増収に転換して2025年3月期に増収増益を達成できれば、最終年度の目標も射程に入ってくると思われる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

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配信元: フィスコ

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