◆ いわゆる“逆サプライズ”… - 米雇用統計
注目の米雇用統計は“強め”となったことで、「米早期利下げ観測」は後退しました。
いわゆる懸念していた“逆サプライズ”であり、米10年債利回りが“急上昇(4.27%→4.43%)”を見せる中、一時“155円前半”へと下落していたドル円も“157円台(高値は157.061円)”へと駆け上がっています。
この語は利益確定売りと見られる動きでやや値を落としましたが、主だったテクニカルラインが凝縮する“156円絡み”を明確に上回ったまま、先週末の取引を終えています。
◆ ただ“さらなる上値模索”に関しては…?
こうなると“もう一段の上値模索”への期待も台頭しやすいと見られますが、ただし今週は「FOMC」「日銀会合」というさらに大きなビッグイベントが控えています。
さらに「FOMC」の直前には「米CPI」も控えているとあっては、思惑に伴う“揺れ動き”こそ想定されるものの、“一方向への動意”は抑制されやすい…?
テクニカル的に見ると、“20日移動平均線(本日は156.339円)”が前記テクニカルライン群の上限に位置しており、一方で次なる上値メドは“6/3高値(157.468円)”と見られます。
このためこれらレンジを“どちら方向に放れるか?”が次なるポイントといえますが、冒頭で記したスケジュール感を踏まえれば…。
放れた際には“加速する”という可能性を鑑みつつも、目先は当該レンジ内にて“動きづらい(膠着)”と見るのが妥当といえるかもしれませんね。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
157.980(5/1高値、大台)
上値5:157.886(+2σ)
上値4:157.715(5/29-30高値)
上値3:157.468(6/3高値、ピボット1stレジスタンス)
上値2:157.131(+1σ)
上値1:157.061(6/7高値、大台)
前営業日終値:156.723
下値1:156.384(20日移動平均線)
下値2:156.121(日足・一目均衡表転換線、6/4~6/7の61.8%押し)
下値3:156.026(週足・一目均衡表転換線、大台)
下値4:155.763(日足・一目均衡表先行スパン上限、6/4~6/7の61.8%押し)
下値5:155.621(-1σ)
155.495(6/4~6/7の61.8%押し、ピボット1stサポート)
《10:30》
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