◆ すぐさま“切り返し”… - 一時“153円半ば”、引けは“155円半ば”
一時“153.608円”へとさらに値を落とす場面こそ見られたものの、昨日は“巻き戻し(ドル買い)”が目立ちました。
特に昨日発表の米経済指標も“弱め”が多かったものの、“早期利下げに慎重”なFRB関係者発言が相次いだからです。
『政策スタンス変更の理由、今のところない(ウィリアムズNY連銀総裁)』
『もう少し長く金利を維持する必要(カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁)』
これら背景に米10年債利回りは“上昇(4.30%→4.38%)”に転じており、ドル円も“155.523円”へと値を戻していきました。
さらに「日銀、国債買入額を据え置き」と報じられたことで、本日に入って“155.870円(本稿執筆時高値)”へと上値を拡げるに至っています。
◆ 「日米金利格差は当面高止まり」との思惑は変わらない…?
昨日も記したように、「米インフレ鈍化」といえるかはまだ不明といわざるを得ません。
このため“巻き戻し(ドル買い)”が目立つのは、ある意味で当然といえます。
ただ「米インフレ再燃」が後退したのは事実ですので、ここから“ドル買い・円売り”が加速するかは甚だ疑問でもあります。
「日米金利格差は当面高止まり」との思惑は変わっていませんので、まだ基本は“下値の堅さ”が際立ちそうな印象は否めないところです。
ただ「米インフレ鈍化」は定かではないものの、「米インフレ再燃」は後退しているという事実を踏まえれば…?
特に“5/14以降の下落に対する同61.8%戻し(155.563円)”を超えてきましたので、場合によっては“156円回復”という場面は見られるかもしれません。
それでも“上値の重さ”が残存すると見ながら、次の展開に備えたいところです。
本日はポジション調整が入りやすい週末でもありますので…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
158.228(4/29~5/3の76.4%戻し)
157.980(5/1高値、ピボットハイブレイクアウト、大台)
157.870(+2σ)
157.010(4/29~5/3の61.8%戻し、大台)
上値5:156.771(5/14高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:156.619(+1σ)
上値3:156.549(5/15高値)
上値2:156.026(日足・一目均衡表基準線、5/14高値後の76.4%戻し、ピボット1stレジスタンス、大台)
上値1:155.523(5/16高値、5/14高値後の61.8%戻し)
前営業日終値:155.392(20日移動平均線)
下値1:155.190(日足・一目均衡表転換線)
下値2:155.005(5/16安値後の38.2%押し、大台)
下値3:154.738(5/16安値後の50%押し)
下値4:154.555(週足・一目均衡表転換線)
下値5:154.120(-1σ、ピボット1stサポート)
154.000(大台)
153.608(5/16安値)
153.059(50日移動平均線、5/3~5/14の76.4%押し、大台)
152.926(ピボット2ndサポート)
152.869(-2σ)
152.763(4/11安値、5/6安値)
152.244(ピボットローブレイクアウト)
152.000(大台)
《10:55》
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