◆ 膠着… - 一時“156円後半”へ上昇も…
強めの「米PPI」を背景に“156.797円”へと上値を伸ばす場面こそ見られたものの、やはり「下値はより固いが、上値も重い」を地で往く展開でした。
特にパウエルFRB議長発言は『米金利をより長期に高水準で維持』としたものの、『利上げ再開となる可能性は低い』とも述べています。
この新味に欠く内容から“方向感定まらず”は続き、次第に米CPIを控えた“ポジション調整”主体の展開を余儀なくされたまま、昨日の取引を終えています。
◆ いよいよ大一番 - 米CPI
「日銀追加利上げ」への道筋が見えない中、「米インフレ高止まり」が明確に意識されるようなことがあれば、“ドル買い+円売り”を促すには十分といえます。
ただ前記「強めの米PPI」は、“(前月分の)下方修正”が主な要因と見られるだけに、「米インフレ高止まり」を囃すには材料不足の印象が否めないところがあります。
それだけに本日の「米CPI」が重要ということになりますが、その結果を見極めるまでは“様子見ムード”が蔓延しやすいと見るのが妥当なところ…?
事前予想は“前月比+0.4%/前年比+3.4%(コアは+0.3%/+3.6%)”となっていますので、現時点では“緩やかな鈍化”が想定されています。
この数値からどこまで乖離するかがポイントということになりますが、個人的には「米インフレ高止まり」が示唆されても“概ね想定通り”として捉えられる可能性はあると考えています。
そうなると「米インフレ再燃」が示唆されるか?どうか?にかかっているともいえますが、こればっかりは結果を見てからでないと…。
少なくとも“決め打ち”をすることなく、“臨機応変な対応”が求められる局面といえそうです。
そして“米利下げ観測再燃→ドル売り”となる可能性も鑑みつつ、発表までは“動きづらい”、しかしながらそれは“嵐の前の静けさ”との認識を持っておきたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
158.228(4/29~5/3の76.4%戻し)
157.980(5/1高値、大台)
157.919(+2σ)
上値5:157.410(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:157.090(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:157.010(4/29~5/3の61.8%戻し、大台)
上値2:156.771(5/14高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:156.636(+1σ)
前営業日終値:156.437
下値1:156.125(5/14安値、ピボット1stサポート)
下値2:155.940(日足・一目均衡表基準線、大台)
下値3:155.798(ピボット2ndサポート)
下値4:155.632(5/3~5/14の23.6%押し)
下値5:155.510(5/13安値、ピボットローブレイクアウト)
155.389(20日移動平均線)
155.270(5/10安値)
155.165(5/9安値)
155.000(大台)
154.912(5/3~5/14の38.2%押し)
154.504(5/8安値、週足・一目均衡表転換線)
154.330(5/3~5/14の50%押し、日足・一目均衡表転換線)
154.047(-1σ、大台)
153.834(5/7安値)
153.747(5/3~5/14の61.8%押し)
《10:55》
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