富士製薬工業 <4554> [東証P] が5月9日大引け後(17:00)に決算を発表。24年9月期第2四半期累計(23年10月-24年3月)の連結経常利益は前年同期比11.8%減の21.6億円に減り、従来の13.7%増益予想から一転して減益で着地。
併せて、通期の同利益を従来予想の55.6億円→46億円(前期は45.1億円)に17.3%下方修正し、増益率が23.1%増→1.8%増に縮小する見通しとなった。
会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常利益は前年同期比18.1%増の24.3億円に伸びる計算になる。
直近3ヵ月の実績である1-3月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比2.6倍の22.6億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の6.9%→14.9%に急改善した。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
昨年11月、政策保有株式の売却に伴い、第2四半期累計期間の親会社株主に帰属する四半期純利益を1,965百万円から4,135百万円に修正いたしました。当第2四半期累計期間の親会社株主に帰属する四半期純利益は4,257百万円となり前年同期比2,485百万円増加(前年同期比140.2%増)、修正予想に対して122百万円の増加となりました。 連結売上高は、当社女性医療分野の主力製品の市場浸透が進んだ結果21,388百万円となり前年同期比2,162百万円増加(同11.2%増)となりましたが、期首に見込んだ主力製品の立ち上がりに一部遅れが生じたことなどから(以下「主力製品概況」参照)、連結売上高、営業利益ともに計画比では減少する結果となりました。 下期につきましては、期首想定どおり薬価の不採算品再算定が確定し当社製品の薬価改定率は全体として1.2%のプラス改定となりました。また、女性医療分野の主力製品は着実に市場浸透してきていることから下期は計画どおり進捗することを見込んでおり、通期の親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期比2,750百万円増加(同80.1%増)の6,185百万円に変更はありません。また営業利益に減価償却費・研究開発費を足し戻した本業によるキャッシュ創出力の指標となるEBITDARは前年同期比228百万円増加(同5.1%増)の4,716百万円となり、収益力は着実に伸びています。 新製品の開発においては、昨年承認取得したバイオシミラー「ウステキヌマブ BS 皮下注 45mg」の5月薬価収載を予定、これに続くバイオシミラー新規3成分に関しては9月申請に向けてアルボテック社と準備を進めており、これらバイオシミラー製品は増加し続ける総医療費の削減にも資するものと考えています。また、女性医療領域では昨年10月に申請した月経困難症治療薬「FSN-013」が今年秋の承認取得を見込み、今後当社がより一層注力していく更年期の分野では「PH-80」「FSN-014」など女性の更年期障害治療の選択肢を広げる為の製品開発検討も進めております。これら取組は昨年発表された経産省の女性労働損失への解決策のひとつとして、引き続き具体化に向けて取組んでまいります。【主力製品概況】 当社女性医療領域製品の売上は着実に伸びており、更年期障害に於けるホルモン補充療法に使用される「エフメノカプセル100mg」は、更年期障害治療の専門医による処方が着実に進んだことから売上高は前期比40%増となったものの、非専門医での処方獲得が期待したレベルに達していないことから計画値80%増には到達できませんでしたが、ターゲット先への訪問集中とweb講演会などのデジタルプロモーションのさらなる活用など、営業リソースの集中により引き続き伸長させていく見込みとなっております。 不妊治療に使用される天然型黄体ホルモン製剤「ウトロゲスタン腟用カプセル200mg」は、不妊治療の保険適用による市場の拡大に伴い経腟黄体ホルモン製剤の使用も順調に拡大してきました。第2四半期連結累計期間は前期に起きた他社欠品に伴う一過性の仮需が沈静化し市場が落ち着いたこともあり、市場シェアは維持しているものの、計画ほどの増加には至りませんでした。下期につきまして、市場としては現状から変化はないと想定しており、既存市場におけるウトロゲスタンの位置づけをさらに高めるべく営業活動に取り組んでまいります。 また経口避妊薬(ファボワール錠、ラベルフィーユ錠)につきましては、第六製剤棟(新製剤棟)で製造した製品の品質確認に時間を要し出荷が遅れていることにより積極的なプロモーション活動を控えた結果、第2四半期連結累計期間では計画値を下回っておりますが、現在、既存の第四製剤棟でバックアップ増産を実施しており、下期は旺盛な需要に可能な限り対応していく予定です。 以上を踏まえて、下期につきましては主力製品の浸透・増加に大きな変更はなく、想定どおりの不採算品再算定が得られたことから、計画どおりの売上高を見込んでおります。 利益面につきましては、富山工場・富山研究センターで米国向け新規製剤の開発を進めており、これに伴う研究開発費用の増加を見込みますが、その他経費の見直しなどにより、通期の連結営業利益は前年同期比132百万円増加(同3.4%増)の3,990百万円を見込んでおります。(注)上記の予想につきましては、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、様々な不確定要素が内在しておりますので、実際の業績はこれらの予想数値とは異なる場合があります。
併せて、通期の同利益を従来予想の55.6億円→46億円(前期は45.1億円)に17.3%下方修正し、増益率が23.1%増→1.8%増に縮小する見通しとなった。
会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常利益は前年同期比18.1%増の24.3億円に伸びる計算になる。
直近3ヵ月の実績である1-3月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比2.6倍の22.6億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の6.9%→14.9%に急改善した。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
昨年11月、政策保有株式の売却に伴い、第2四半期累計期間の親会社株主に帰属する四半期純利益を1,965百万円から4,135百万円に修正いたしました。当第2四半期累計期間の親会社株主に帰属する四半期純利益は4,257百万円となり前年同期比2,485百万円増加(前年同期比140.2%増)、修正予想に対して122百万円の増加となりました。 連結売上高は、当社女性医療分野の主力製品の市場浸透が進んだ結果21,388百万円となり前年同期比2,162百万円増加(同11.2%増)となりましたが、期首に見込んだ主力製品の立ち上がりに一部遅れが生じたことなどから(以下「主力製品概況」参照)、連結売上高、営業利益ともに計画比では減少する結果となりました。 下期につきましては、期首想定どおり薬価の不採算品再算定が確定し当社製品の薬価改定率は全体として1.2%のプラス改定となりました。また、女性医療分野の主力製品は着実に市場浸透してきていることから下期は計画どおり進捗することを見込んでおり、通期の親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期比2,750百万円増加(同80.1%増)の6,185百万円に変更はありません。また営業利益に減価償却費・研究開発費を足し戻した本業によるキャッシュ創出力の指標となるEBITDARは前年同期比228百万円増加(同5.1%増)の4,716百万円となり、収益力は着実に伸びています。 新製品の開発においては、昨年承認取得したバイオシミラー「ウステキヌマブ BS 皮下注 45mg」の5月薬価収載を予定、これに続くバイオシミラー新規3成分に関しては9月申請に向けてアルボテック社と準備を進めており、これらバイオシミラー製品は増加し続ける総医療費の削減にも資するものと考えています。また、女性医療領域では昨年10月に申請した月経困難症治療薬「FSN-013」が今年秋の承認取得を見込み、今後当社がより一層注力していく更年期の分野では「PH-80」「FSN-014」など女性の更年期障害治療の選択肢を広げる為の製品開発検討も進めております。これら取組は昨年発表された経産省の女性労働損失への解決策のひとつとして、引き続き具体化に向けて取組んでまいります。【主力製品概況】 当社女性医療領域製品の売上は着実に伸びており、更年期障害に於けるホルモン補充療法に使用される「エフメノカプセル100mg」は、更年期障害治療の専門医による処方が着実に進んだことから売上高は前期比40%増となったものの、非専門医での処方獲得が期待したレベルに達していないことから計画値80%増には到達できませんでしたが、ターゲット先への訪問集中とweb講演会などのデジタルプロモーションのさらなる活用など、営業リソースの集中により引き続き伸長させていく見込みとなっております。 不妊治療に使用される天然型黄体ホルモン製剤「ウトロゲスタン腟用カプセル200mg」は、不妊治療の保険適用による市場の拡大に伴い経腟黄体ホルモン製剤の使用も順調に拡大してきました。第2四半期連結累計期間は前期に起きた他社欠品に伴う一過性の仮需が沈静化し市場が落ち着いたこともあり、市場シェアは維持しているものの、計画ほどの増加には至りませんでした。下期につきまして、市場としては現状から変化はないと想定しており、既存市場におけるウトロゲスタンの位置づけをさらに高めるべく営業活動に取り組んでまいります。 また経口避妊薬(ファボワール錠、ラベルフィーユ錠)につきましては、第六製剤棟(新製剤棟)で製造した製品の品質確認に時間を要し出荷が遅れていることにより積極的なプロモーション活動を控えた結果、第2四半期連結累計期間では計画値を下回っておりますが、現在、既存の第四製剤棟でバックアップ増産を実施しており、下期は旺盛な需要に可能な限り対応していく予定です。 以上を踏まえて、下期につきましては主力製品の浸透・増加に大きな変更はなく、想定どおりの不採算品再算定が得られたことから、計画どおりの売上高を見込んでおります。 利益面につきましては、富山工場・富山研究センターで米国向け新規製剤の開発を進めており、これに伴う研究開発費用の増加を見込みますが、その他経費の見直しなどにより、通期の連結営業利益は前年同期比132百万円増加(同3.4%増)の3,990百万円を見込んでおります。(注)上記の予想につきましては、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、様々な不確定要素が内在しておりますので、実際の業績はこれらの予想数値とは異なる場合があります。
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