ヤマシナ、前期経常を28％下方修正

　ヤマシナ <5955> [東証Ｓ] が4月30日大引け後(15:00)に業績修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の5.5億円→3.9億円(前の期は6.7億円)に27.6％下方修正し、減益率が18.9％減→41.3％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の3億円→1.4億円(前年同期は3.8億円)に50.5％減額し、減益率が22.2％減→61.5％減に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高につきましては、前連結会計年度と比較して、ヤマヤエレクトロニクス株式会社を子会社化したことによる増収があったものの、当初想定より下回る見込みとなります。利益面につきましては、原材料価格、外注費、電力費等の高騰が続く中、原材料価格上昇分について販売価格への転嫁を進めましたが、コスト上昇に対し価格転嫁が追い付かない状況となりました。また、業務の効率化を目的として実施した株式会社LADVIK の工場移転に伴う費用や株式会社山添製作所の工場集約に伴う費用が計上されたほか、ヤマヤエレクトロニクス株式会社を 7 月 3 日に取得したことによるM&A 費用の発生もあり、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益の通期連結業績予想を、上記のとおり修正いたします。なお、今回の業績予想修正に伴う配当予想の修正はありません。（注）上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成しております。実際の業績は、今後のさまざまな要因によって予想数値と異なる可能性があります。