エステー、前期経常を一転30％減益に下方修正

　エステー <4951> [東証Ｐ] が4月26日大引け後(16:30)に業績修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の28億円→19億円(前の期は27.3億円)に32.1％下方修正し、一転して30.4％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の9.9億円→0.9億円(前年同期は8.8億円)に90.7％減額し、一転して89.6％減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高につきましては、衣類ケア（防虫剤）やエアケア（消臭芳香剤）の既存主力品が伸び悩んだ他、衛生関連品の需要が当初想定を下回ったためハンドケア（手袋）の売上が低調になり、前回予想を下回る見込みとなりました。　一方利益につきましては、主要品目でコストアップの価格転嫁を実施し収益改善や販売費及び一般管理費の抑制に努めましたが、売上高の減少に加え、当初想定を上回る原材料の高騰や、為替の影響等により仕入コストが上昇した他、在庫の適正化を進めたことにより、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益はともに前回予想を下回る見込みとなったことから、業績予想を上記のとおり修正いたします。　なお、2024年３月期の配当予想につきましては、2023 年５月８日に公表したとおり１株当たり期末配当金21 円を予定しております。　また、中期経営計画の公表については、2024 年５月20 日に概要を開示する予定です。(注)上記の業績予想は、現時点で入手可能な情報に基づいて作成しており、実際の業績は様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。