キューブ Research Memo(10):定性目標は大きく変わらないが、数値目標を見直し(2)

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最新投稿日時:2024/03/15 13:10 - 「キューブ Research Memo(10):定性目標は大きく変わらないが、数値目標を見直し(2)」(フィスコ)

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キューブ Research Memo(10):定性目標は大きく変わらないが、数値目標を見直し(2)

配信元:フィスコ
投稿:2024/03/15 13:10
*13:10JST キューブ Research Memo(10):定性目標は大きく変わらないが、数値目標を見直し(2) ■キューブ<7112>の中長期の成長戦略

2. チャネル計画
今後のチャネル計画としては、日本国内については大型化した銀座シックス店を2024年3月にリニューアルオープンし、2024年12月期下期には関西エリア、北日本エリアで新規出店を行う計画だ。また、アウトレットやPOP UPの出店も計画している。

海外展開については、好調なイタリア・米国の既存取引先との取引量拡大、未開拓市場での新規卸先の獲得をさらに進める。アジア・ASEAN地域を中心に新規取引先開拓が進捗しており、グローバルECの集客を引き続き強化し、オフライン・オンライン双方から、世界に向けたブランディング展開の素地と収益力強化基盤を構築していく。

「GLOBAL NETWORK」としては、Web上での展示会開催や大型合同展示会への出展を通じ海外卸売を強化する一方で、現地パートナーと連携した出店開発を進める。「GLOBAL ONLINE STORE」では、海外向けアプリやSNS動画配信でPRを強化することでブランド認知度を向上させ、海外から越境ECに顧客を呼び込む。

3. 数値目標
2023年2月に公表した中期ビジョンで、2025年12月期の数値目標として3ヶ年のCAGRで売上高15%以上、営業利益25%以上、収益性の指標で営業利益率20%以上、ROE15%以上を掲げていた。しかしながら、2022年12月期及び2023年12月期の減収と2024年12月期の成長率の鈍化を踏まえ、定量的な中長期成長目標を見直した。従来の計画を実現するまでには多少時間がかかる見込みだが、進行中のグローバル展開を着実に推進することで、売上高はCAGRで20%以上、営業利益はCAGRで40%以上、営業利益率は20%以上、ROEは15%以上を目標にして取り組んでいくとしている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

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