ただ本日に関しては…!? - ドル円

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最新投稿日時:2024/03/15 10:57 - 「ただ本日に関しては…!? - ドル円」(武市佳史)

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ただ本日に関しては…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2024/03/15 10:57

◆ もう一段の“巻き戻し”… - “148円回復”


昨日の米経済指標は“まちまち(米小売売上高は下振れ/米PPIは上振れ)”でしたが、より後者が意識されました。
“上振れ”した先日の米CPIもあり、「米利下げ時期はさらに後ズレ」との思惑が台頭したからです。
こうして米10年債利回りが“2月末以来水準(4.29%)”へと上昇する中、ドル円は“148.354円”へと上昇し、本日東京タイムに入ってさらに上値を伸ばしています。

一方で昨日も『日銀、19日にマイナス金利解除の方向で調整』との観測記事が報じられましたが、その際の下値は“147.427円”で限定されました。
すでに“織り込み済”の印象もあるだけに、「円買い材料に敏感/円売り材料には鈍感」といった先週からの動きは、さらに後退した印象が否めないところです。

◆ 「50日線を巡る攻防戦」はまだ続く…?


こうしたポイントとして記した“50日移動平均線(昨日は148.256円)”を、昨日は上回ってきました。
そうなると“もう一段の上値模索”へと思惑が発展しても何ら不思議ではないところですが、ただ本日は“148.415円”まで切り上がっているのが実状となります。
このため“明確に上回った”とはまだいい難く、引き続き「同ラインを巡る攻防」と見るのが妥当といえそうです。

◆ ビッグイベントを控えた週末とあっては…!?


ただ「日銀会合(18-19日)/FOMC(19-20日)」を控えた週末になりますので、“新規のポジション形成”は手控えられると見るのが自然といえます。
そうなると“もう一段の巻き戻し”となる可能性は否めないものの、“そこから先”となれば…?

“下値の堅さ”が意識され、場合によっては“もう一段の上値模索”も期待されるところですが、本日に関しては“上値の重さ”をより意識しておくべきかもしれません。
もちろんそれで“頭打ち→反落”とは見ていませんが…。

◆ ドル円 抵抗・支持ライン

※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

150.079(3/6高値)
150.000(大台)
149.569(ピボットハイブレイクアウト)
149.366(3/7高値、20日移動平均線)
上値5:149.178(2/28~3/8の61.8%戻し)
上値4:148.962(ピボット2ndレジスタンス、大台)
上値3:148.663(2/28~3/8の50%戻し、日足・一目均衡表基準線、ピボット1stレジスタンス)
上値2:148.514(日足・一目均衡表転換線)
上値1:148.415(50日移動平均線)
前営業日終値:148.323
下値1:148.142(-1σ)
下値2:148.000(大台)
下値3:147.842(週足・一目均衡表転換線)
下値4:147.715(ピボット1stサポート)
下値5:147.616(100日移動平均線)
147.638(3/8~3/14の38.2%押し)
147.427(3/14安値、3/8~3/14の50%押し)
147.321(20週移動平均線)
147.232(3/13安値、3/8~3/14の61.8%押し)
147.000(大台)
146.922(日足・一目均衡表先行スパン上限)

《10:25》

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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