◆ “下値模索”は健在だが… - “先週末安値”に面合わせ
エヌビディア急落に伴って昨日は日経平均も急落(一時1,100円超安)となり、“リスク回避→巻き戻し”が先行しました。
また「日銀早期金融政策正常化」への思惑も根強く、“円買い”も並行して進行しています。
こうしてドル円は東京タイムで“先週末安値(146.480円)にあと5銭”と迫ると、欧州タイムには“ほぼ面合わせ(146.485円)”へと押し下げられました。
もっとも“割り込む”には至っておらず、その後は緩やかに“下値を削り”ました。
一方で翌日に「米CPI」を控えていることもあり、全般的には“ドル買い(戻し)”も先行しています。
これは「ドル・インデックス」を見ると顕著ですが、如何せん、3営業日連続で円が“最強通貨”とあって“戻りも限定的”となっています。
こうして米10年債利回りも“プラス圏(4.09%)”で引けたものの、“上値の重さ”を引きずったまま、昨日の取引を終えています。
◆ “下振れよりも上振れ”が意識されやすい…? - 米CPI
その「米CPI」が予定されていますので、ドルに関しては発表まで“積極的な売買は抑制的”と見るのが自然といえます。
ただ“円主導”にて動意づかないとも限らないだけに、“もう一段下値模索”は警戒せざるを得ないところがあります。
もっともその「米CPI」では、“下振れよりも上振れ”が意識されやすいのが実状でもあります。
事前予想でコアは“小幅鈍化(+3.7%)”が見込まれていますが、「利下げを急がなければならない」ほどの数値とはいえません。
一方で総合は“+3.1%”が想定されていますが、昨年6月に“+3.0%”をつけて以降、なかなか鈍化が進んでおりません。
そうなると「インフレ高止まり」が想起されやすく、マーケットが期待する「利下げ時期前倒し」は再び後ズレする可能性も否めない…?
“弱め”ともなれば“ドル売り”がもう一段進行しておもおかしくないところですが、基本的には“下値は堅い”を前提としたいところです。
そして場合によっては“巻き戻し(ドル買い戻し)”が一気に進行する展開を期待しながら…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※米CPIが予定されていますので、さらに値幅を拡大しております。
148.663(2/28~3/8の50%戻し、日足・一目均衡表基準線/転換線、-1σ)
148.124(3/8高値、50日移動平均線、2/28~3/11の38.2%戻し)
148.000(大台)
上値5:147.842(週足・一目均衡表転換線、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:147.667(100日移動平均線)
上値3:147.513(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:147.269(20週移動平均線、ピボット1stレジスタンス)
上値1:147.141(3/11高値、-2σ)
前営業日終値:146.946(大台)
下値1:146.574(ピボット1stサポート)
下値2:146.480(3/8-11安値)
下値3:146.247(2/2安値、200日移動平均線、ピボット2ndサポート)
下値4:146.117(日足・一目均衡表先行スパン上限)
下値5:146.076(週足・一目均衡表基準線、大台)
145.897(2/1安値、ピボットローブレイクアウト)
145.584(1/16安値、23/12/28~24/2/13の50%押し)
144.976(日足・一目均衡表先行スパン下限、大台)
144.800(1/15安値)
《11:25》
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