朝日工、今期経常を46％上方修正・6期ぶり最高益、配当も40円増額

　朝日工業社 <1975> [東証Ｐ] が2月8日大引け後(16:30)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比83.1％増の32億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の31.5億円→46億円(前期は31.2億円)に46.0％上方修正し、増益率が0.7％増→47.1％増に拡大し、6期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の7.5億円→22億円(前年同期は29.2億円)に2.9倍増額し、減益率が74.2％減→24.5％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の80円→120円(前期は80円)に大幅増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比47.8％減の8億円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の5.7％→2.8％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　・個別業績　売上高は概ね計画通りに推移しており、前回予想を若干上回る見込みです。利益面につきましては、売上高の増加と工事採算の改善により前回予想を大幅に上回る見込みです。・連結業績　連結業績予想の修正は、主として個別業績予想の修正によるものです。

　　当社は、株主の皆様への長期的利益還元を重要な経営課題の一つと考え、普通配当１株当たり年80円を安定的に継続するとともに、連結配当性向40％を目標としております。　2024年３月期の期末配当金につきましては、売上高の増加と工事採算の改善により利益面が当初計画を大幅に上回る見込みであることから、株主の皆様の日頃のご支援にお応えするため、１株当たり40円の特別配当を実施することといたしました。これにより、年間配当金は前回予想より40円増配の120円（連結配当性向44.1％）となる予定です。