リオン、4-12月期(3Q累計)経常は30％増益で着地、今期配当を10円増額修正

　リオン <6823> [東証Ｐ] が1月30日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比29.9％増の26.9億円に伸び、通期計画の30.5億円に対する進捗率は88.3％に達し、5年平均の69.4％も上回った。

　会社側が発表した第3四半期累計の実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した1-3月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比61.8％減の3.5億円に大きく落ち込む計算になる。

　同時に、今期の年間配当を従来計画の45円→55円(前期は45円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比5.9％減の9.3億円に減ったが、売上営業利益率は前年同期の14.5％→14.5％とほぼ横ばいだった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社は、株主に対する利益還元を経営の重要政策のひとつと認識しており、継続的な配当の維持と業績に応じた配当水準の向上に努めることを基本方針としております。　当期の利益配当金につきましては、この基本方針に基づき1株当たり期末配当22円(年間合計45円)を予定しておりましたが、業績が順調に推移しておりますことを勘案し、株主の皆様の日頃のご支援に応えるべく5円増配し、1株当たり期末配当27円(年間合計50円)に修正いたします。　また、当社は2024年6月をもって創立80周年を迎えます。これを記念して、株主の皆様へ感謝の意を表すため、1株当たり5円の記念配当を実施いたします。これにより、2024年3月期の1株当たり期末配当は、通常配当27円に記念配当5円を加えた合計32円を予定しております。