川崎汽など海運株に売り、「マースクが紅海運航再開へ準備」と伝わる◇
川崎汽船<9107.T>や日本郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>が売られ、東証の業種別指数で「海運業」が下落率トップとなっている。デンマークの海運大手のマースクが24日、紅海南部とアデン湾での船舶航行再開に向けた準備を進めていることを明らかにしたと伝わった。紅海でイエメンの親イラン武装組織フーシによる商船への攻撃が相次いだことを受けて海上運賃が上昇するとの見方が広がり、直近では海運株への資金流入が続いていた。今回の報道を受けて、海運各社の収益面でのプラス効果に対する思惑がいったん後退した形となり、買い持ち高を圧縮する目的の売りが出たようだ。報道によると、米国主導での安全確保に向けた取り組みが進展し、パトロール体制が整ったことを確認したことが背景にあるという。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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