東海カ、今期経常を一転11％減益に下方修正

　東海カーボン <5301> [東証Ｐ] が11月7日大引け後(15:00)に決算を発表。23年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比2.8％増の330億円となった。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の450億円→380億円(前期は425億円)に15.6％下方修正し、一転して10.6％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の208億円→138億円(前年同期は230億円)に33.5％減額し、減益率が9.5％減→39.8％減に拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比29.6％減の89.2億円に減り、売上営業利益率は前年同期の12.7％→9.0％に低下した。

株探ニュース