電気代補助延長も引き続き暖房による電気代”増”が懸念…「今冬エアコン利用ガマンしたい」54% エアコンのプロ・パナソニック エアーマイスターが教える冬のエアコン節電術 おすすめランキング
歴史的な物価高が続く中、これまで電気・ガス代を押し下げてきた政府の補助。9月末で終了し、10月使用分から補助なしの料金となる予定でしたが、政府は10月以降も継続することを決定しました。依然として厳しい物価高が続く中、政府も対策に追われています。
電気代が気になるエアコンですが、実は冷房より暖房のほうが電気代が高くなる傾向があります。これは、エアコンは外気温と設定温度の差が大きいほど消費電力量が多くなることから、一般的には冬のほうが温度差が大きい日が多いためです。
引き続き暖房による電気代の増加も心配な今年の冬。この度、パナソニック株式会社では、今冬のエアコン利用意向を調べるとともに、『冬のエアコン節電術 おすすめランキング TOP3 & 6選』をパナソニック エアーマイスターの福田風子が解説します。
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「今年の夏、電気代増えた」49%、「電気代値上げの負担感じる」80%
今冬の“エアコンガマン派”は昨年の45%から増加して54%に
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パナソニックは、20代~60代の男女550名に今夏の電気代と冬のエアコン利用意向について調査を行いました。
「今年の夏、電気代は昨年と比べて増加しましたか」という質問では、49%が「増えた」と回答しており、約半数が電気代が上がっていることが明らかになりました。
電気代が「増えた」と回答した方に、その値上げ額をたずねたところ、「2000円~5000円未満」が最多の40%に。「1万円以上」増えている方も13%いるようです。
続いて、「電気料金値上げが続いていますが、値上げの負担を感じることがありますか?」という質問では、「強く感じる」(45%)、「やや感じる」(35%)と80%が値上げ負担を感じていることが明らかに。
さらに、電気代のみならず、食品・日用品など、各種値上げへの不安については、「強く感じる」(58%)、「やや感じる」(35%)と9割以上が感じていることがわかりました。
多くの方が値上げの負担・不安を感じる一方で、今年の1月使用分から開始された政府による電気代補助について、その認知度を調べたところ、「知らない」(35%)という結果に。物価高騰を受けての対策として行われているこの措置は、9月末の終了予定が、10月以降も継続することとなりましたが、意外にもご存知でない方も多いようです。
これら電気代を始めとする各種値上げを受けて、想定されるのがエアコン控え。「今年の冬は節電のため、暖房の利用をガマンしようと思いますか?」という質問では、「強く思う」(15%)、「やや思う」(39%)と過半数である54%が今冬の“エアコンガマン派”であることがわかりました。
また、昨年のエアコン利用状況についてもたずねたところ、「かなりガマンした」(10%)、「ややガマンした」(35%)と、45%が昨冬の“エアコンガマン派”だったことがわかり、今年は“エアコンガマン派”が増加している実態が浮き彫りになりました。
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消費電力量をより削減できる方法は?パナソニック エアーマイスターが教える
冬のエアコン節電術 おすすめランキング & 6選を紹介!
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今年も電気代値上げによるエアコン控えが懸念される暖房シーズン。エアコンを上手に節電しながら活用するための、冬のエアコン節電術 おすすめランキング&6選を、パナソニック エアーマイスター 福田風子が紹介します。
第1位 エアコンのフィルター掃除で年間約1万円以上※の節約に!
「夏のエアコン節電術 おすすめランキングTOP3」では第3位だったフィルター掃除が第1位の結果に。
エアコンの汚れは、能力の低下、消費電力の増加、本体の寿命を縮めることにつながります。実際にエアコンフィルターを1年間掃除しないとフィルターの目詰まりで、年間で約25%も電気料金が無駄になってしまうという実験結果もあります。この25%の消費電力量のアップは主に暖房時におけるもので、言い換えれば冬こそフィルター掃除を徹底的に行いたいもの。ただし、冷房時もフィルターの目詰まりで冷えや風量が弱くなり、結果設定温度を下げてしまったり、風量を上げることで消費電力のアップにつながりますので、一年を通してこまめなフィルター掃除で冷暖房効率を上げたいものです。
※パナソニック製品「CS-F401D2」を使用。電気代31円/kWhでの実験
第2位 室温20℃を目安に設定温度は上げすぎない
環境省によると、冬の暖房時に1℃低くすると約10%の消費電力が削減されるといわれます。
パナソニック エオリアユーザーデータによると、昨年冬時期のエアコンの「設定温度」は25℃が15.4%と最多で22℃~25℃に設定している方が約60%いることがわかっています。さらに、同期間内の平均「室内温度」※は22℃と、環境省の提示する「20℃」よりも高めであることがわかりました。
エアコン設定温度を高めに設定している方は、湿度を上げることで乾燥を防ぐだけでなく、暖かく感じられるので、設定温度を下げる余地があるかもしれません。
※設定温度・室内温度:エオリアアプリに接続しているエアコンのデータです。「室内温度」は室温の1日の平均データです。 エアコンは室内機内部のセンサーで温度を測定しているため、「設定温度」と実際の「室内温度」が異なっているケースもあり、家の構造や日当たりなども影響してきます。中には、エアコンのお手入れ不足で能力が発揮できていないケースもあります。
第3位 風量「弱」ではなく「自動」を使う
風量設定は、環境にもよりますが、微風にすると設定温度に至るまで時間がかかり、逆に消費電力が増えてしまいます。
「自動」と「微風」を比較したとき、「微風」は「自動」に比べて設定温度に到達するまでの消費電力が高く、到達するまでの時間が長くなってしまいます。
一見節電に繋がりそうな「微風」ですが、人が調整するよりも賢く室温をコントロールしてくれる「自動」を積極的に活用しましょう。
風量「自動」だけでなく、自動運転モードについては、その時の温湿度環境に応じて「冷房」や「除湿」などの運転モードを自動で設定するだけでなく、最近ではAIやセンサーなどにより、日射の変化や人の動きや温冷感などに応じて快適性と省エネ性を両立できるものもあります。
続いて、冬のエアコン節電術 おすすめランキングTOP3に、下記の3つの節電術を加えた冬のエアコン節電術6選をご紹介します。
■熱が出入りしやすい窓は、断熱性を上げる工夫を
室内の熱は、窓からの出入りが最も多いもの。断熱シートや断熱カーテンを利用しましょう。カーテンは床まで届くタイプにすると、冬は隙間から侵入する冷気を抑えることもできます。窓と部屋の間に空気の層をつくるために、カーテンを2枚使ったり、内窓を設置したりするのも良いですね。大きな窓やシングルガラスなど断熱性の低い窓の場合は、窓で冷やされた冷気が室内の足元付近に流れ込む「コールドドラフト」という現象が起こるため、断熱シートや断熱カーテンを利用することでより大きな効果が見込めます。
■サーキュレーターで室内の温度ムラをなくす
暖かい空気は上へ移動するので、サーキュレーターで室内の空気を循環させることが必要。冬の場合はエアコンの対角線上に設置し、上向きに風を送ると天井付近にたまった暖気が室内に循環しやすくなります。人に風が当たると体感温度が下がって寒く感じるので、送風する角度も調整しましょう。
■室外機の環境も定期的にチェックしよう
フィルターほどの頻度でお手入れをする必要はありませんが、室外機も意外に汚れるもの。
ホコリや落ち葉などのごみがたまり、吹き出し口を塞いでしまうと熱交換の効率が下がり、消費電力アップにつながる可能性もあるので、特に風の強い日や台風が過ぎた後にはチェックしてください。また、夏とは反対に冬は室外機周りの温度が高い方が良いので、夏場に取り付けた「よしず」や「すだれ」などがつけっぱなしになっている場合には冬の間は取り外しましょう。
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パナソニック独自技術★「エネチャージ」なら、霜取り運転中でも暖かい
極上冷暖房を実現する省エネ機能「エネチャージ」
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■パナソニック独自技術★「エネチャージ」なら、霜取り運転中でも暖かい
冬、一般的なモデルでは室外機についた霜を溶かすために、一時的に暖房を止めて室内機の熱を室外機に送り、「霜取り運転」をおこないます。この時、霜取り運転によって通常のエアコンは約10分間も暖房が停止。暖房が止まることで、せっかく暖まったお部屋の室温が低下し、寒くなります。
パナソニック独自技術★「エネチャージシステム」とは
圧縮機の排熱を利用して有効活用することで素早くパワフルに霜取り運転できるエネチャージ。温風を出し続けながら霜取り運転ができます。
★:国内家庭用エアコンにおいて。コンプレッサーからの排熱を顕熱蓄熱してノンストップ暖房をするシステム。2020年8月15日現在。(当社調べ)
*●霜取り運転中は吹き出し温度が下がります。その間の室温の低下度合いは、使用環境(お部屋の断熱・気密能)、運転条件、温度条件によって異なります。 ●霜の付着量が多くなる環境では、暖房を止めて霜取り運転を行う必要があります。 ●24時間以上の運転中、一定時間おきにフィルターお掃除運転が働き、その間、暖房運転を停止します。
※1:【試験条件】当社環境試験室(約14畳)、外気温2℃、設定温度23℃、風量・風向自動、室温安定時。
「2022年度省エネ大賞」を家庭用ルームエアコンでは唯一受賞しました
(2023年度モデル LXシリーズにおいて)
エオリア LXシリーズ
https://panasonic.jp/aircon/products/23lx.html
【パナソニック エアーマイスター 福田 風子】
パナソニック株式会社
空質空調社 日本マーケティングセンター 空気事業マーケティング統括部
自宅に異なる4機種のエアコンを設置し、機能の違いや風の違いを感じ分ける。スマホを使って家中のエアコンを遠隔操作したり、時にはカビの発生したエアコンを自ら入手・分解して調べるなど担当の枠を超えてちょっとしたエアコンマニア。
■「2023年 冬の節電に関する実態調査」概要
●調査地域:全国
●調査期間:2023年9月7日(木)~9月11日(月)
●調査方法:インターネット調査(協力:ジャストシステム)
●調査対象:20~60代の男女
●有効回答:550名(男性:291名、女性:259名)
※調査結果を引用いただく際はパナソニック「エオリア」調べを引用元として記載ください。
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