サイオス Research Memo(2):2023年12月期第2四半期累計業績は2期ぶりの増収に転じ、損失額も縮小

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最新投稿日時:2023/09/15 12:52 - 「サイオス Research Memo(2):2023年12月期第2四半期累計業績は2期ぶりの増収に転じ、損失額も縮小」(フィスコ)

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サイオス Research Memo(2):2023年12月期第2四半期累計業績は2期ぶりの増収に転じ、損失額も縮小

配信元:フィスコ
投稿:2023/09/15 12:52
*12:52JST サイオス Research Memo(2):2023年12月期第2四半期累計業績は2期ぶりの増収に転じ、損失額も縮小 ■業績動向

1. 2023年12月期第2四半期累計の業績概要
サイオス<3744>の2023年12月期第2四半期累計の連結業績は、売上高で前年同期比11.2%増の8,066百万円、営業損失で106百万円(前年同期は225百万円の損失)、経常損失で78百万円(同207百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失で176百万円(同339百万円の損失)となった。売上高は第2四半期累計として2期ぶりの増収に転じ、利益面では研究開発費や人件費の増加等によって損失計上が続いたものの、増収によって損失額は縮小した。

半導体不足の解消によりハードウェア製品の需給が緩和したことで、Red Hat,Inc.関連製品や「LifeKeeper」などを主力としたオープンシステム基盤事業の売上が2期ぶりに増収に転じたほか、API関連事業や「Gluegentシリーズ」がけん引し、アプリケーション事業の売上も3期ぶりの増収に転じた。そのため、売上総利益率は前年同期の31.7%から33.0%に上昇し、売上総利益は前年同期比367百万円の増益となった。販管費は、新規事業等を中心とした研究開発費(同118百万円増)や人件費の増加等により、同247百万円増加したものの、営業損失は同119百万円縮小した。また、同社がKPIとしているEBITDAは60百万円の損失、ROICは年率換算で-11.8%となったが、それぞれ前年同期からは改善した。2023年12月期は事業構造改革とあわせて、SaaS事業の開発・育成に注力する期間と位置付けており、おおむね想定の範囲内の進捗だったと見られる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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