長野計器は異彩を放つ新値追い、水素ステーションと電動車シフトで商機◇
長野計器<7715.T>の上値指向が鮮明。きょうは3連騰で一時70円高の2790円まで買われ連日の年初来高値更新と異彩を放っている。圧力計と圧力センサーの専業メーカーで世界トップクラスの実績を持つ。特に水素ステーション向け圧力計測器では商品シェアをほぼ独占した状態であり、岸田政権が推進する脱炭素戦略の関連有力株に位置付けられる。需要先は車載向けが主力で、自動車生産回復の恩恵が大きい。足もとの業績も絶好調、24年3月期第1四半期(23年4~6月)は営業利益が前年同期比2.9倍の17億1000万円と急拡大した。中期戦略として冷却関連のセンサーを中心に電気自動車(EV)関連の商品開発にも傾注。センサーは既に燃料電池自動車「MIRAI」に採用された実績があり、今後のトヨタ自動車<7203.T>の電動化戦略でも活躍機会を得られそうだ。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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