ＨＣＨ、今期経常を17％上方修正・最高益予想を上乗せ

　ヒューマンクリエイションホールディングス <7361> [東証Ｇ] が9月11日大引け後(15:00)に業績修正を発表。23年9月期の連結経常利益を従来予想の5.6億円→6.6億円(前期は5.4億円)に17.3％上方修正し、増益率が3.7％増→21.6％増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2.3億円→3.2億円(前年同期は3.1億円)に42.4％増額し、一転して4.1％増益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社グループは、コンサルティング・受託開発領域への積極投資による技術力の向上、また、技術者派遣においては、案件に係る商流の改善や技術者の技術向上を図ることで派遣単価の改善に努め、新規顧客を開拓することで技術者の稼働率の維持、改善に努めてまいりました。　当初の通期連結業績予想は、「人的資本経営」推進に伴う既存従業員の平均給与引上げおよび採用活動費の増加等により、営業利益については560百万円（前期比2.7％増）と算出しておりました。当第３四半期連結累計期間においては、前期に実施したM&Aのシナジー発現、契約単価の向上、並びに受託案件の順調な進捗等を背景として、事業は順調に成長していること等から売上高は計画を上回り、「人的資本経営」推進に伴う既存従業員の平均給与引上げのコスト増を吸収したうえで、営業利益の計画を上回ることとなりました。　通期連結業績予想につきましても、当第３四半期連結累計期間の業況が当面継続すると思われることから、売上高および各段階利益いずれも前回発表予想値を上回る見通しとなりましたので、修正を行うことといたしました。（注）上記の業績予想につきましては、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。