*12:04JST ソフト99 Research Memo(4):2023年3月期の売上高、営業利益、経常利益は会社計画を達成
■業績動向
1. 2023年3月期の業績概要
ソフト99コーポレーション<4464>の2023年3月期の連結業績は、売上高で前期比6.1%増の30,170百万円、営業利益で同13.4%減の3,256百万円、経常利益で同13.2%減の3,440百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同25.1%減の2,063百万円と増収減益となったものの、売上高は過去最高を連続更新し、親会社株主に帰属する当期純利益を除いて会社計画を上回って着地した。
事業セグメント別で見ると、売上高はファインケミカル事業で634百万円、ポーラスマテリアル事業で899百万円の増収となるなど4事業すべてで増収を達成した。一方、営業利益についてはサービス事業や不動産関連事業が増益となったものの、主力のファインケミカル事業やポーラスマテリアル事業の落ち込みが響いて3期ぶりの減益となった。
売上総利益率が前期の38.5%から35.2%に低下し、主たる減益要因となった。ファインケミカル事業における販売ミックスの悪化や、ポーラスマテリアル事業におけるエネルギー価格高騰、原材料の上昇、並びに新工場稼働に伴う減価償却費の増加などが主因となっている。販管費は前期比2.3%の増加となった。広告宣伝費(30百万円増)、販促費(43百万円増)、運賃及び荷造費(30百万円増)などが増加した一方で、研究開発費(41百万円減)や人件費(67百万円減)が減少し、販管費率は前期の25.3%から24.4%に低下した。また、特別損失として減損損失353百万円を計上した。このうち342百万円はアズテックののれん部分を一括償却したことによるもので、会社計画比での未達要因となった。アズテックは利益が出ているものの、当初想定していたシナジー効果が顕在化しておらず、目標に掲げていた収益の達成が困難と判断した。なお、のれんを一括で減損処理したため、2024年3月期はのれん償却額(136百万円)が発生せず増益要因となる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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1. 2023年3月期の業績概要
ソフト99コーポレーション<4464>の2023年3月期の連結業績は、売上高で前期比6.1%増の30,170百万円、営業利益で同13.4%減の3,256百万円、経常利益で同13.2%減の3,440百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同25.1%減の2,063百万円と増収減益となったものの、売上高は過去最高を連続更新し、親会社株主に帰属する当期純利益を除いて会社計画を上回って着地した。
事業セグメント別で見ると、売上高はファインケミカル事業で634百万円、ポーラスマテリアル事業で899百万円の増収となるなど4事業すべてで増収を達成した。一方、営業利益についてはサービス事業や不動産関連事業が増益となったものの、主力のファインケミカル事業やポーラスマテリアル事業の落ち込みが響いて3期ぶりの減益となった。
売上総利益率が前期の38.5%から35.2%に低下し、主たる減益要因となった。ファインケミカル事業における販売ミックスの悪化や、ポーラスマテリアル事業におけるエネルギー価格高騰、原材料の上昇、並びに新工場稼働に伴う減価償却費の増加などが主因となっている。販管費は前期比2.3%の増加となった。広告宣伝費(30百万円増)、販促費(43百万円増)、運賃及び荷造費(30百万円増)などが増加した一方で、研究開発費(41百万円減)や人件費(67百万円減)が減少し、販管費率は前期の25.3%から24.4%に低下した。また、特別損失として減損損失353百万円を計上した。このうち342百万円はアズテックののれん部分を一括償却したことによるもので、会社計画比での未達要因となった。アズテックは利益が出ているものの、当初想定していたシナジー効果が顕在化しておらず、目標に掲げていた収益の達成が困難と判断した。なお、のれんを一括で減損処理したため、2024年3月期はのれん償却額(136百万円)が発生せず増益要因となる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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