トラストＨＤ、今期経常を14％上方修正、配当も5円増額

　トラストホールディングス <3286> [東証Ｇ] が6月15日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。23年6月期の連結経常利益を従来予想の3.5億円→4億円(前期は3.4億円)に14.3％上方修正し、増益率が1.2％増→15.6％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した1-6月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2.3億円→2.8億円(前年同期は1.3億円)に21.0％増額し、増益率が72.5％増→2.1倍に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の10円→15円(前期は10円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出等の自粛が終わり、人の移動及び経済活動の回復に伴い、主力事業である駐車場事業及び不動産事業を中心に収益を伸ばし、連結業績が前回発表予想を上回る見込みであります。　また、当期純利益は過年度に減損損失を計上した資産の譲渡に伴う税金費用の減少により、前回発表予想を上回る見込みであります。　以上の結果、売上高、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益につきまして、業績予想を修正することにいたしました。（注）本資料に記載されている当社の通期の連結業績予想は、本資料の日付時点において入手可能な情報による判断及び仮定を前提にしており、実際の業績は様々な要因によって異なる場合があります。

　　当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題と位置付け、企業体質の強化及び事業成長のための内部留保の充実を図りながら、経営成績及び財政状態を総合的に勘案しつつ、安定性及び継続性を重視した配当還元に努めることを基本方針としております。　このような基本方針に基づき、当期の期末配当につきましては、本日開示の「業績予想の修正に関するお知らせ」のとおり、業績回復の兆しが明瞭になったことも鑑み、当初の１株当たり期末配当予想５円に対し、普通配当２円を増配し、７円とすることといたしました。　また、当社は2023 年８月をもって創業30 周年を迎えることとなります。これもひとえに株主の皆様をはじめ、関係各位の永年にわたるご支援の賜物と心より感謝申し上げます。　つきましては、株主の皆様のご支援に感謝の意を表し、前述の普通配当に加え、１株当たり３円の記念配当を実施することといたしました。　これらの結果、2023 年６月期の１株当たりの年間配当合計につきましては、既に実施した中間配当５円と期末配当10 円の合計15 円とすることといたしました。