*16:17JST クリレスHD Research Memo(7):2024年2月期はコロナ禍からのさらなる回復により、増収増益を見込む
■業績見通し
1. 2024年2月期の業績予想
2024年2月期の業績予想についてクリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>は、売上収益を前期比19.2%増の141,000百万円、営業利益を同27.9%増の6,500百万円、税引前利益を同31.4%増の6,000百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益を同24.1%増の4,200百万円と大幅な増収増益を見込んでいる。協力金がはく落するものの、高い利益水準を維持するとともに、調整後EBITDAも22,600百万円を確保する見通しである。
全国旅行支援による観光客増やインバウンドの回復、コロナ5類への移行(5月8日予定)などが追い風となるほか、サンジェルマン等の連結効果(9ヶ月分の上乗せ)も増収に寄与する前提である。実質既存店売上高(連結)はコロナ禍前比89.8%(前期は79.5%)を想定。新規出店は30店舗(退店は23店舗)を計画しており、既存店のさらなる質の向上を含め、成長回帰に向けた投資を再開していく方針である(詳細は後述)。
損益面では、厳しい収益環境(原材料価格の高止まり、人手不足による人件費上昇や電気・ガスといった光熱費の高騰等)が続くうえ、協力金のはく落による影響があるものの、売上収益の伸びや筋肉質なコスト構造への転換等により増益を確保する見通しである。
2. 弊社の見方
弊社でも、先行き不透明な経済環境については引き続き注意する必要があるものの、既存店が段階的な回復基調にあることや筋肉質なコスト構造が定着してきたことから、同社の業績予想は十分に達成可能であると見ている。特に足元(2023年2月)の実質既存店売上高がコロナ禍前比92.5%にまで回復しているところもポジティブな材料と言える。注目すべきは、今後の成長回帰に向けた投資の再開であり、新規出店や既存店の質の向上を通じて、いかにポートフォリオを強化し、業績の伸びにつなげていくのか、その進捗をフォローしていきたい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
<AS>
1. 2024年2月期の業績予想
2024年2月期の業績予想についてクリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>は、売上収益を前期比19.2%増の141,000百万円、営業利益を同27.9%増の6,500百万円、税引前利益を同31.4%増の6,000百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益を同24.1%増の4,200百万円と大幅な増収増益を見込んでいる。協力金がはく落するものの、高い利益水準を維持するとともに、調整後EBITDAも22,600百万円を確保する見通しである。
全国旅行支援による観光客増やインバウンドの回復、コロナ5類への移行(5月8日予定)などが追い風となるほか、サンジェルマン等の連結効果(9ヶ月分の上乗せ)も増収に寄与する前提である。実質既存店売上高(連結)はコロナ禍前比89.8%(前期は79.5%)を想定。新規出店は30店舗(退店は23店舗)を計画しており、既存店のさらなる質の向上を含め、成長回帰に向けた投資を再開していく方針である(詳細は後述)。
損益面では、厳しい収益環境(原材料価格の高止まり、人手不足による人件費上昇や電気・ガスといった光熱費の高騰等)が続くうえ、協力金のはく落による影響があるものの、売上収益の伸びや筋肉質なコスト構造への転換等により増益を確保する見通しである。
2. 弊社の見方
弊社でも、先行き不透明な経済環境については引き続き注意する必要があるものの、既存店が段階的な回復基調にあることや筋肉質なコスト構造が定着してきたことから、同社の業績予想は十分に達成可能であると見ている。特に足元(2023年2月)の実質既存店売上高がコロナ禍前比92.5%にまで回復しているところもポジティブな材料と言える。注目すべきは、今後の成長回帰に向けた投資の再開であり、新規出店や既存店の質の向上を通じて、いかにポートフォリオを強化し、業績の伸びにつなげていくのか、その進捗をフォローしていきたい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
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