日金属が上値追い態勢を明示、PBR0.2倍台の超割安圏放置で見直し買い誘導
日本金属<5491.T>が上値追い態勢を明示している。前日は取引時間中に974円まで買われた後は伸び悩み上ヒゲをつける形となったが、きょうは前日のザラ場高値を上回り31円高は977円まで買われる展開となった。3月10日以来となる1000円大台復帰も視界に入ってきた。ステンレス加工に強みを持つ圧延専業メーカーで、高付加価値製品へのシフトを進めている。そのなか、強度・軽量化のニーズに対応したグレーチング部材製品であるIバー「リプルス」の需要獲得が進んでいる。業績面では、23年3月期は原料コスト上昇に伴い増収確保も営業減益を見込むが、価格転嫁の進展により24年3月期は利益の底入れ反転が期待される。PBRが0.2倍台と超割安圏にあり、低PBR是正をテーマとした個別株物色の流れに乗っている。
出所:MINKABU PRESS
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