イハラサイエ、今期配当を見送り

　イハラサイエンス <5999> [東証Ｓ] が2月8日大引け後(17:00)に配当修正を発表。ＭＢＯ実施に伴い、従来65円を計画していた23年3月期の期末一括配当を見送る方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社は、2023年２月８日開催の取締役会において、本公開買付けを通したＭＢＯ（注１）に関して、賛同する旨の意見を表明するとともに、当社の株主の皆様に対して、本公開買付けへの応募を推奨し、新株予約権の所有者の皆様に対しては、本公開買付けに応募するか否かについて、新株予約権の所有者の皆様のご判断に委ねる旨決議いたしました。なお、当社の上記取締役会決議は、公開買付者が本公開買付け及びその後の一連の手続きを実施することにより当社の株主を公開買付者のみとすることを企図していること及び当社株式が上場廃止となる予定であることを前提として行われたものです(詳細については、当社意見表明プレスリリースをご参照ください。)。当社は、株主の皆様の利益拡大を重要な経営課題のひとつと考え、企業体質の強化と今後の事業展開に備える内部留保の確保を考慮した上で、業績に応じた株主配当を実施していくことを基本方針としておりました。しかしながら、本公開買付けの決済の開始日（2023年３月31日）後の2023年３月31日を基準日とした配当を行う場合、本公開買付けに応募する株主の皆様と本公開買付けに応募しない株主の皆様との間に経済的差異が生じる可能性があります。そこで、当社は、株主の皆様の間で公平性を確保する観点から、本日開催の取締役会において、本公開買付けが成立することを条件に、2022年５月12日付に公表いたしました2023年３月期の配当予想を修正し、2023年３月31日を基準日とする期末配当を行わないことを決議いたしました。（注１）「マネジメント・バイアウト（ＭＢО）」とは、一般に、買収対象会社の経営陣が、買収資金の全部又は一部を出資して、買収対象会社の事業の継続を前提として買収対象会社の株式を取得する取引をいいます。