大豊工業、今期最終を一転赤字に下方修正、未定だった配当は2円減配

　大豊工業 <6470> [東証Ｐ] が2月2日後場(14:00)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終利益は前年同期比78.2％減の3.5億円に大きく落ち込んだ。
　併せて、通期の同損益を従来予想の13億円の黒字→3億円の赤字(前期は6.2億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の8億円の黒字→8億円の赤字(前年同期は9.1億円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の年間配当は20円(前期は22円)実施する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結最終損益は1.5億円の赤字(前年同期は0.6億円の黒字)に転落したが、売上営業利益率は前年同期の0.1％→0.7％に改善した。

株探ニュース