スズデン、今期経常を14％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も17円増額

　スズデン <7480> [東証Ｓ] が1月31日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比66.2％増の35.9億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の36.1億円→41億円(前期は33.6億円)に13.6％上方修正し、増益率が7.2％増→21.8％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の12.2億円→17.1億円(前年同期は20.5億円)に40.0％増額し、減益率が40.3％減→16.4％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の132円→149円(前期は122円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比42.8％増の12億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の4.9％→6.3％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　２０２３年３月期第３四半期累計期間において、半導体製造装置メーカーをはじめとした主要顧客の生産活動が堅調に推移したことから売上・利益ともに前回発表予想を上回る見通しとなり、２０２３年３月期通期業績予想を修正いたします。第４四半期以降につきましては、当社の主力販売先である半導体製造装置メーカーの主要顧客において、世界的な景気後退による半導体需要の減速により、先行きの見通しが不透明な状況が継続すると想定しております。

　２０２３年３月期の配当予想につきましては、配当性向８０％を配当総額の基準とする当社の配当方針に則り、期末配当金を１株当たり73円に修正いたします。この結果、２０２３年３月期の年間配当金は149円となる予定であります。※上記の予想は、現時点で入手可能な情報に基づき判断したものであり、実際の業績等は様々な要因により変動する場合があります。今後、何らかの変化がある場合には、適切に開示してまいります。