パシフィックネット<3021>は16日、2023年5月期第2四半期(22年6月-11月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比21.3%増の31.48億円、営業利益は同11.5%減の1.65億円、経常利益は同11.0%減の1.62億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同8.6%減の1.00億円となった。ITサブスクリプション事業が引き続き成長するとともに、積極投資をカバーする収益性向上も進み、第2四半期だけで見ると、売上高は16.6%増、営業利益は17・1%増であった。
好調に推移しているITサブスクリプション事業の売上高は前年同期比37.5%増の22.33億円、セグメント利益は同35.4%増の2.83億円となった。当第2四半期累計期間は、好調な受注が売上高に順次計上された結果、サブスクリプションの売上高が拡大した。前期は前々期に比べてサブスクリプションの受注金額が大きく進展したが、当第2四半期累計期間の受注金額も同38%増と好調に推移している。さらに、当期からサブスクリプション終了品が増加するとともに、一部在庫を売却してサブスクリプション資産の世代交代と適正化を図った結果、資産稼働率が改善し収益性が向上した。コスト面では、2023年度以降の重要な成長機会に向けて投資を行い先行コストは増加した。しかし、サブスクリプション資産の稼働率が向上したこと等により、先行投資による増加コストをカバーした。
ITAD事業の売上高は前年同期比3.3%増の9.69億円、セグメント利益は同20.8%減の2.07億円となった。当第2四半期累計期間は、法人・官公庁からの使用済みPCの排出は本格回復には至らず、入荷台数は前年同期比で減少した。また、大部分を占める低スペック品について、その大口受け入れ先である中国のロックダウンの影響で日本国内の在庫が滞留し、国内の市場価格も下落した。一方、高スペック品である同社サブスクリプション終了品が今期から増加し、国内用の優良リユース品として同社オークション中心に販売を行い増収となった。しかし、売上高に占める割合は未だ限定的であり、価格下落の影響により前年同期比で減益となった。
コミュニケーション・デバイス事業の売上高は前年同期比127.4%増の0.77億円、セグメント損失は0.14億円(前年同期は0.35億円の損失)となった。当第2四半期累計期間は、日本の水際対策の緩和が段階的に進み、行動制限・入国制限の撤廃や観光支援策が実施されるなど、回復への動きが鮮明になった。イヤホンガイド(R)は旅行業界で圧倒的シェアを有している。コロナ禍以前に主力であった海外旅行市場は本格的な回復に至っていないが、国内の観光需要の開拓、及び大規模工場見学など旅行分野以外への営業を進めた結果、業績は前年同期比で改善した。
2023年5月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比10.8%増の61.00億円、営業利益が同17.0%増の4.00億円、経常利益が同12.2%増の3.75億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.5%増の2.36億円とする期初計画を据え置いている。
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好調に推移しているITサブスクリプション事業の売上高は前年同期比37.5%増の22.33億円、セグメント利益は同35.4%増の2.83億円となった。当第2四半期累計期間は、好調な受注が売上高に順次計上された結果、サブスクリプションの売上高が拡大した。前期は前々期に比べてサブスクリプションの受注金額が大きく進展したが、当第2四半期累計期間の受注金額も同38%増と好調に推移している。さらに、当期からサブスクリプション終了品が増加するとともに、一部在庫を売却してサブスクリプション資産の世代交代と適正化を図った結果、資産稼働率が改善し収益性が向上した。コスト面では、2023年度以降の重要な成長機会に向けて投資を行い先行コストは増加した。しかし、サブスクリプション資産の稼働率が向上したこと等により、先行投資による増加コストをカバーした。
ITAD事業の売上高は前年同期比3.3%増の9.69億円、セグメント利益は同20.8%減の2.07億円となった。当第2四半期累計期間は、法人・官公庁からの使用済みPCの排出は本格回復には至らず、入荷台数は前年同期比で減少した。また、大部分を占める低スペック品について、その大口受け入れ先である中国のロックダウンの影響で日本国内の在庫が滞留し、国内の市場価格も下落した。一方、高スペック品である同社サブスクリプション終了品が今期から増加し、国内用の優良リユース品として同社オークション中心に販売を行い増収となった。しかし、売上高に占める割合は未だ限定的であり、価格下落の影響により前年同期比で減益となった。
コミュニケーション・デバイス事業の売上高は前年同期比127.4%増の0.77億円、セグメント損失は0.14億円(前年同期は0.35億円の損失)となった。当第2四半期累計期間は、日本の水際対策の緩和が段階的に進み、行動制限・入国制限の撤廃や観光支援策が実施されるなど、回復への動きが鮮明になった。イヤホンガイド(R)は旅行業界で圧倒的シェアを有している。コロナ禍以前に主力であった海外旅行市場は本格的な回復に至っていないが、国内の観光需要の開拓、及び大規模工場見学など旅行分野以外への営業を進めた結果、業績は前年同期比で改善した。
2023年5月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比10.8%増の61.00億円、営業利益が同17.0%増の4.00億円、経常利益が同12.2%増の3.75億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.5%増の2.36億円とする期初計画を据え置いている。
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