引き続き“神経質な揺れ動き”、幾分“巻き戻し先行”…!? - ドル円

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最新投稿日時:2023/01/17 11:00 - 「引き続き“神経質な揺れ動き”、幾分“巻き戻し先行”…!? - ドル円」(武市佳史)

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引き続き“神経質な揺れ動き”、幾分“巻き戻し先行”…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2023/01/17 11:00

◆ 幾分“買い戻し”先行… - 一時“128円後半”へ


もう一段“下値を窺う”場面も見られましたが、想定通り“21/1/6~22/10/21の50%押し(127.241円)”で跳ね返されました。
このためその後は“買い戻し”が先行し、欧州タイム序盤には“128.865円”へと水準を切り上げました。
もっとも翌日の「日銀金融政策決定会合」に向けた思惑は根強く、“上値の重さ”を引きずったまま、昨日の取引を終えています。

◆ ただビッグイベントを控えるとあっては…?


本邦10年債利回りが“2営業日連続で許容上限(0.50%)超”となるなど、「日銀、さらなる金融政策変更」に向けた思惑は留まるところをしりません。
一方で「日銀の債券購入」が大胆に実施しており、また前回会合とは「間隔が狭い」というスケジュール感もあります。
このため「今回は据え置き」との見方が多いのも事実という中、「蓋を開けるまでわからない」という類の性質でもあります。
つまり本日中に“方向感定まる”に至ることはないと見るのが自然であり、そうなると本日も“神経質な揺れ動き”は続くということに…?

◆ その他要因で動意づかないとも限らないが…!?


本日は「中国の各種経済指標(GDP/小売売上高/鉱工業生産)」があり、「英雇用統計」「独ZEW景況感指数」といった主要な欧経済指標も予定されていますので、そこで“動意づく”可能性はゼロではありません。
しかし日・米の主だった経済指標は「NY連銀製造業景気指数」くらいしか見当たらない中、明日には注目の「日銀会合」が行われるスケジュール感でもあります。
“神経質な揺れ動き”を基本としつつ、“やや巻き戻し先行(今回の場合はドル買い・円売り)”を想定しながらと見るのが、妥当なところかもしれませんね。

◆ ドル円 抵抗・支持ライン

※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しております。

130.996(1/6~1/16の50%戻し、日足・一目均衡表転換線、大台)
130.812(ピボットハイブレイクアウト)
130.714(1/11~1/16の61.8%戻し)
130.106(1/6~1/16の38.2%戻し、1/11~1/16の50%戻し)
129.953(週足・一目均衡表先行スパン上限、大台)
上値5:129.855(-1σ、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:129.416(1/13高値、1/11~1/16の38.2%戻し)
上値3:128.173(ピボット1stレジスタンス)
上値2:129.000(大台、1/6~1/16の23.6%戻し)
上値1:128.865(1/16高値)
前営業日終値:128.507
下値1:128.239(1/16安値後の38.2%押し)
下値2:128.046(1/16安値後の50%押し、-2σ、大台)
下値3:127.852(1/16安値後の61.8%押し)
下値4:127.534(ピボット1stサポート)
下値5:127.226(1/16安値、21/1/6~22/10/21の50%押し水準、月足・一目均衡表基準線)
127.000(大台)
126.860(22/5/30安値)
126.673(22/5/27安値)
126.540(22/5/26安値、ピボット2ndサポート)
126.355(22/5/24安値)
126.238(22/4/18安値)
126.000(大台)

《10:35》

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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