“動意づく”、ただ“一方向への動意”ではない…!? - ドル円

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最新投稿日時:2023/01/12 12:12 - 「“動意づく”、ただ“一方向への動意”ではない…!? - ドル円」(武市佳史)

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“動意づく”、ただ“一方向への動意”ではない…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2023/01/12 12:12

◆ 基本的には“動意薄”… - “132円台”が中心


注目の米CPIの発表を翌日に控える状況下、総じて昨日は“動意薄”を強いられました。
緩やかに“132.870円”へと上昇する場面こそ見られましたが、迫力に欠いたのは否めないところです。
一方『日銀、大規模緩和の副作用点検へ』との一部報道や「本邦貿易赤字縮小(△1兆5378億円)」を背景に、本日に入って“131.539円”へ押し下げられました。
ただ“そこからの下値追い”は相変わらず抑制されているなど、「上値は重いが、下値も堅い」つまり「方向感定まらず」を地で往く動きを続けているといえます。

◆ 本日のメインイベント次第だが…? - 米CPI


こうした中、本日はその米CPIが予定されています。

事前予想は「コア前月比(+0.2%→+0.3%)」こそ“拡大”と見られますが、「前月比(+0.1%→±0.0%)/前年比(+7.1%→+6.5%)/コア前年比(+6.0%→+5.7%)」はいずれも“鈍化”が想定されますので、まずはここからの乖離具合がポイントということになります。
ただ短期金融市場では、すでに「2月0.25%/3月0.25%の利上げ」を織り込んだマーケットが形成されています。
つまりこの思惑を揺れ動かすほどの乖離さえ見られなければ…?

もっとも直近のドル円は“値の軽さ”が目立っています。
このため大きく動意づく可能性はゼロではありませんが、ただ仮にそうなったとしても個人的には“一方向への動意”ではなく、上を下への“乱高下”と考える…?
後は結果次第、慎重にことの成り行きを見極めたいところですね。

◆ ドル円 抵抗・支持ライン

※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しております。

136.640(200日移動平均線)
136.000(大台)
135.860(週足・一目均衡表転換線)
135.000(大台、+1σ)
134.867(22/12/15~23/1/3の61.8%戻し)
134.765(1/6高値)
133.948(1/6~1/9の76.4%戻し、大台)
133.843(日足・一目均衡表基準線)
133.753(ピボットハイブレイクアウト)
上値5:133.443(1/6~1/9の61.8%戻し)
上値4:133.285(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:133.000(大台、1/6~1/9の50%戻し)
上値2:132.870(1/11高値、50週移動平均線、ピボット1stレジスタンス)
上値1:132.795(20日移動平均線)
前営業日終値:132.502
下値1:132.306(1/11安値後の38.2%押し)
下値2:132.136(日足・一目均衡表転換線、1/11安値後の50%押し)
下値3:132.063(1/11安値、ピボット1stサポート)
下値4:131.957(1/11安値後の61.8%押し、大台)
下値5:131.671(1/11安値後の76.4%押し、ピボット2ndサポート)
131.393(1/10安値)
131.305(1/9安値、ピボットローブレイクアウト)
131.112(-1σ)
131.000(大台)
130.747(1/3~1/6の76.4%押し)
130.000(大台)
129.933(1/4安値)
129.661(週足・一目均衡表先行スパン上限)
129.495(22/6/2安値、1/3安値)
129.184(-2σ)

《10:50》

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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