アグロカネシ、今期経常を一転26％増益に上方修正、配当も8円増額

　アグロ　カネショウ <4955> [東証Ｐ] が12月9日大引け後(15:10)に業績・配当修正を発表。22年12月期の連結経常利益を従来予想の9.9億円→16.1億円(前期は12.8億円)に61.6％上方修正し、一転して25.7％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の0.6億円→6.7億円(前年同期は2.9億円)に10倍増額し、一転して2.3倍増益計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の22円→30円(前期は22円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2022年12月期通期連結業績予想につきましては、売上高は国内・海外共に土壌消毒剤の「バスアミド微粒剤」、「D-D」、国内向け除草剤「カソロン剤」、海外向けダニ剤「カネマイトフロアブル」等の売上が好調で前回発表を上回る予想となります。また、販売費及び一般管理費において、研究開発関連費用は前回発表時よりも増加する予想となりますが、人件費及び、新型コロナウイルス感染症の影響で旅費交通費等販売促進費が更に減少することにより、販売費及び一般管理費は前回発表時より減少する予想です。これにより営業利益が前回発表より大きく上回る予想となりました。経常利益も営業利益同様、前回発表を大きく上回る予想になり、それに伴い、親会社に帰属する当期純利益も前回発表を大きく上回る予想となりました。（注）上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。

　　当社は、配当性向で30％以上となる安定的な配当を維持することを基本方針として、連結業績、内部留保の水準等を考慮し、総合的に利益配分を判断しております。2022年12月期の期末配当予想につきましては、通期の業績予想が上記業績予想の修正のとおり、好調に推移することが予測されることから、当期の期末配当を８円増配し、20円に修正いたします。　これにより、中間配当金を含めました当期の年間配当金予想は、１株につき30円となります。