板硝子は今期410億円の最終赤字に転落へ、欧州自動車用ガラス事業で減損損失
日本板硝子<5202.T>はこの日の取引終了後、23年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終損益の見通しをこれまでの40億円の黒字から、410億円の赤字(前期は41億3400万円の黒字)に引き下げた。2006年のピルキントンの買収に伴って発生したのれん及び無形資産のうち、欧州での自動車用ガラス事業に関する残額の全てについて、減損損失を計上した。
欧州における金利上昇を受け、同事業の使用価値を算定するうえで用いる将来キャッシュフローに対する割引率が上昇。この結果、減損損失を認識した。今回の減損計上は、この割引率の上昇が主因であり、同事業が中長期的に改善するとの見方に変更はないとしている。
今期の売上高の見通しは、円安効果や建築用ガラス事業での販売価格上昇を見込み、6900億円から7400億円(前期比23.2%増)に上方修正した。
出所:MINKABU PRESS
欧州における金利上昇を受け、同事業の使用価値を算定するうえで用いる将来キャッシュフローに対する割引率が上昇。この結果、減損損失を認識した。今回の減損計上は、この割引率の上昇が主因であり、同事業が中長期的に改善するとの見方に変更はないとしている。
今期の売上高の見通しは、円安効果や建築用ガラス事業での販売価格上昇を見込み、6900億円から7400億円(前期比23.2%増)に上方修正した。
出所:MINKABU PRESS
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