【買い】東洋建設（1890）◆ゴールドリサーチ投資顧問 伊東聡◆

TOB価格を意識。

同社は今年の5月に任天堂創業家の資産運用会社YFOによる全株取得の申し込みを受けたと発表し、ＴＯＢ（株式公開買い付け）価格の1000円が意識された。

そして同社は先月末にYFOとのこれまでの協議の詳細をリリース。

6月下旬以降、YFOらとの12回の面談を含む継続的な協議を踏まえて本申込みに関する検討を行い、9月30日時点における同社とYFOらとの協議の状況を踏まえると、
同社の企業価値向上に関する協議にはさらに一定の時間を要するものと判断しており、同社は今後も引き続きYFOらとの協議につき真摯に対応していくとし、
今後も、引き続きYFOらとの協議につき真摯に対応していくと発表した。

この発表を受けて同社株価はポジティブな反応を見せ、今週は連日買いが優勢となり7月以降何度も抑えられていた800円台後半の水準をクリアーし900円台まで一気に上昇した。

900円台に乗せたところからは大きな動きは出ないものの下値は堅くTOB価格1000円を意識した買いが優勢と見る。
今後の進展に期待したいところだ。