日経平均株価が27000円を回復してきました。
9月末には悲壮感が漂っていた日本株ですが、米国株の復調を機に上昇しております。
株価が上がった要因は3日に発表された米ISM製造業景況感指数が市場予想を下回り、景気後退から金利引き上げのペースが緩まるのではないかとの期待感から上昇したわけですが、株価上昇はそれほど長続きしないのではないかと考えています。
というのも今回の株価上昇は、それまでの大きな株価下落による自律反発の可能性が高いからです。株価上昇によってこれまで売りのポジションを持っていた投資家がいったん手仕舞いしたに過ぎないかもしれません。
そう考えると、週末に雇用統計を控えており、今のタイミングは絶好の利益確定売りだと考えます。
リスクを避けるためにも、一部を利益確定売りするのも賢明な判断と言えます。
ただ、ここから週末にかけ予想以上に強い展開が続き、週末の雇用統計で景気悪化を示す数字が出ても強い展開を維持できると、株価が中期的に底を打った可能性も出てきます。このシナリオは可能性としては低いのですが、あり得るシナリオです。
仮にこのような強い相場になった場合は、次のFOMC(11月2日、3日)まで続く可能性もありそうです。
このように今の相場のイメージを考えると
・雇用統計を控え週末まで利益確定の売り局面続く
・雇用統計で強い数字が出て週初株価下落
・11月のFOMCまで弱い展開が続く
が可能性としては70%。
・雇用統計を控えてもなお強い相場が続く
・雇用統計を通過し、月曜日も強い展開となる
・11月のFOMCまで楽観的な見方が強まり株価上昇
が30%くらいだとみています。
いずれにせよ、日米ともに今は値動きの荒い展開となっています。自分の予想外の方向に株価が動いても大丈夫なようにしっかりとリスク管理を行なったうえでトレードしていきましょう。
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