【IRアナリストレポート】TKP(ティーケーピー)(3479)

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最新投稿日時:2022/07/22 18:11 - 「【IRアナリストレポート】TKP(ティーケーピー)(3479)」(みんかぶ株式コラム)

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【IRアナリストレポート】TKP(ティーケーピー)(3479)

著者:鈴木 行生
投稿:2022/07/22 18:11

~フレキシブルオフィスの空間シェアリングで独自のビジネスモデルを展開~

【ポイント】
・コロナ前の業績に復帰する道筋が一段とはっきりしてきた。2023年2月期の1Qは、EBITDAで25億円、営業利益で12億円を上げた。2Q以降も需要好調が見込め、オミクロン株の影響も大きくないとみられる。今期は会社計画を大幅に上回り、来期はEBITDAで121億円、営業利益で65億円と、ピーク利益を更新しよう。

・貸会議室のTKP単体は需要が急速に戻っている。試験会場やハイブリッドな研修会場のニーズは堅調である。来年春まで受注が埋まりつつあり、新たなスペースの確保が必要になっている。貸オフィスのリージャスは、大型出店の影響で業績は落ち込んでいたが、今期からSFC(サブフランチャイズ)方式による出店を導入したので、稼働率の向上が営業利益の改善に結びついてこよう。

・今後の重点戦略は、1)コンテンツの充実による付加価値の向上を単価アップに結び付けること、2)フレキシブルオフィスの中でも、タイムオフィスの工夫を広げて、真似のできないスペースシェアリングを創出すること、3)空間再生から事業再生へ領域を広げていくことにある。

・収益が戻り、キャッシュ・フローも充実してくるので、財務制限条項(コベナンツ)に抵触している条件も間もなくクリアできよう。そうすれば、経営の自由度が上がってくる。新たな資本業務提携も活発化してこよう。

・過去2年のコロナ禍では、かつてない業績急落に見舞われたが、それを見事に乗り切り、次の成長路線へ踏み出す局面を迎えている。ビジネスモデルの再構築と構造改革で、収益力は高まっている。1)時間貸しと期間貸しのフレキシブルな相互利用、2)リアルとDXによるハイブリッドな利用、3)ハードとソフトの新たな工夫、も一段と進展しよう。

・DXについては、「TKPイノベーションロードマップ」を描き、数年でデータドリブン経営の仕組みを作り上げていく方針である。次への布石が着実な効果を発揮してくれば、中期的に営業利益で100億円を目指すことは十分可能であろう。

目次
1.特色 真似のできない空間再生で、シェアリングエコノミーを実践
2.強み フレキシブルオフィスの日本リージャスを買収、この分野でNo.1
3.中期経営方針 サテライトオフィスへの本格参入で、ビジネスモデルをさらに革新
4.当面の業績 コロナショックを克服し、次の成長へ
5.企業評価 フレキシブルオフィスで圧倒的トップの基盤づくり

TKP(ティーケーピー) <3479>
企業レーティング
株価
(2022年7月22日)
2107円
時価総額 890億円
(42.23百万株)
PBR 2.29倍
ROE 7.8%
PER 29.3倍
配当利回り 0.0%
総資産 106670百万円
純資産 38356百万円
自己資本比率 35.9%
BPS 920.7円
(百万円、円)
決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 EPS 配当
2015.2 14162 878 701 339 11.3 0
2016.2 17941 2004 1848 935 31.3 0
2017.2 21978 2694 2552 1352 45.2 0
2018.2 28689 3449 3200 2071 64.0 0
2019.2 35523 4289 4053 1893 58.1 0
2020.2 54343 6317 4752 1739 50.3 0
2021.2 43138 -2497 -2321 -3503 -93.2 0
2022.2 44685 -883 -1585 -3211 -79.1 0
2023.2(予) 52000 4000 3400 1300 31.2 0
2024.2(予) 58000 6500 6000 3000 72.0 0

(2022.5ベース)

(注)ROE、PER、配当利回りは2024.2期予想ベース。2017年1月に1:100の株式分割、2017年9月に1:7の株式分割を実施。それ以前のEPSは修正ベース。2020.2期2Qより日本リージャスを含む。

企業レーティングの定義:当該企業の、(1)経営者の経営力、(2)事業の成長力・持続力、(3)業績下方修正の可能性、という点から定性評価している。A:良好である、B:一定の努力を要する、C:相当の改善を要する、D:極めて厳しい局面にある、という4段階で示す。

レポート全文はこちらから
https://www.belletk.com/TKP202207.pdf
 

日本ベル投資研究所の過去レポートはこちらから

配信元: みんかぶ株式コラム

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